こんにちは。
久しぶりの感覚にただの草花にさえ酔いしれているみのりです。
昨夜、父と食事を終え、流しまわりを片付けていました。
後ろから認知症の父が言いました。
「お前は仕事がはやいのう。」
私が言います。
「こんな事しか取り柄がないからね。でもありがとう、うれしいわ。」
と、ここまでは、いつもの夕飯の片付けの、毎日のひとこまで同じでした。
昨日はそれに加え、
「そしてなによりお前は元気が良くて声がいい。うぐいすもカナリヤもかなわないきれいな声じゃ。」と言いました。
すごく嬉しかったです。
こんな幸せが満ち溢れる誉め言葉をもらったのはきっと初めてではないでしょうか。
そんな誉め言葉をもらってから、私の脳はなんだか踊りっぱなしで浮かれてます。
褒められるってこんなに嬉しい事なんですね。
特に家族から言われると喜びが倍です。
娘にLINEで自慢すると、「おじいちゃん、ナイス!!」と返信がきました。
褒められるっていいですね。
こんな50代シニアのカッチカチで、何でも疑ってかかる傾向になった脳みそでも、
瞬間に柔くなって踊りだすのですから。
幸福度指数が一気に跳ね上がります。
「褒めて伸ばす」ってよく言いますけれど、本当にそうだと50代後半になって実感した次第です。
父が認知症になってからの介護が思いのほか大変で、
あんな事もこんな事もあって、父の前では無理して笑顔を作っていましたが、まさかのその作り笑顔を見抜いていたからの誉め言葉だったかもしれません。
でも、それでも私には最高の言葉でした。
昨日は認知症の父から、褒める事の大切さと褒められる事の嬉しさを学びました。
今日も話を聞いてくださりありがとうございました。
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