柔らかく楽しく生きる。

50代おひとり様が、小さな暮らしの中でささやかながらも楽しく暮らす日常を綴っています。

父の認知症

「覚書き」を書いた去年の私に伝えたい本音の一行。

投稿日:

パソコンの整理をしていると、
メモ帳に「来年は絶対にやらない事 覚書き」という見出しの、やらない事リストが書いてありました。><

 

■来年はやらない事。覚書き■

来年の夏、お父さんは実家にいないかもしれないが、一応やらない事の覚書き。

•お盆に提灯は出さない。

捨ててくれとうるさくて仕方なかった。

•野菜の苗は植えない。

全部抜いたり切ったりして捨てられたから。

•世間話はしない。

世間話が、妄想で自分の身に起きた事になり騒ぎ始めるから。

•台所の小さな食器棚の中に良い食器を入れない。

見覚えのない物は、すぐ割って捨ててしまうから。

•花を植えない。

きれいに咲いている花も手あたり次第抜いてしまうから。

•残り物は冷蔵庫に入れて帰らない。

朝、味噌汁、漬け物、その他何でも目に入るもの全て捨ててあるから。

•夏、長時間外に出ても気にしない。

言っても聞かないし、私が疲れるだけ。死んだら死んだで仕方ないと思う事にする。

こんな感じ^^;

思い出しました。

去年の夏の終わり、認知症が急に激しくなった父に振りまわされ来年の為にと書いたのでした。

・提灯は確か、「目障りだ捨ててくれ」ってうるさくて仕方無くて、もう我慢できなくてお盆前に仕舞ったんじゃなかったかな?^^;
・野菜はキュウリやにがごりが今から実をつけるという時にむしり取ってたっけ。


・花も妹がきれいに植えていたのに、全部むしり取って捨てていたし。きれいだねって言ったこれが↓

 

次の日はこんなになった↓

・食器棚の中のお皿も良く叩き割っていたし、
・冷蔵庫の中も朝来てみると捨てられてよく空っぽだった。

台風の時は、強風のさなか外に出るわ、騒ぐわでもうこのまま風に吹き飛ばされて死んじゃえ!!って思ったのを思い出した。^^;

台風の怖さを忘れた父の事
認知症の父と台風。相性の悪さは天下一品でした。

あの頃は、まさか父がデイサービスに行けるようになるとは思っても見なかった頃で、これから先どうしてよいか、途方に暮れていた時期でした。

そんな父も今日から今まで4時間のデイサービスから1日のデイサービスに変わりました。週1ですけれど。(少なすぎ)

朝の9時半に送っていき、夕方の4時まで父と離れられる素晴らしさ!
これが週3のペースになったらどんなに素敵でしょう。

亀のようにスローな福祉利用の進み具合が、なんとも苛立ちを感じますが、あの頃に比べると、まあ進歩ですね。

進歩しているけれど、これだけかい?というゆっくり過ぎる進歩にやはり煮え切らないものを感じますが。

去年書いた「来年は絶対にやらない事 覚書き」を見て、
「今年は多分もう実家にはいないから安心してね。」と
去年の私に言えたらどんなに楽かなと思いながらここに書いてみました。^^;

今日も話を聞いて頂きありがとうございました。

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