実家に行くと、火災保険の書類が届いていました。
封書の中に、「抽選で毎月100名様に美味しい物が当たるアンケート」が同封されていたので、
父が昔よく、本に付いている懸賞や感想など付属のハガキなどを書いて送っていたのを思い出し、一緒に回答して当たるのを待ちました。
今はハガキではなくこんなに簡単にネットでアンケートに答えられるんだよ、と言いながら
•QRコードをスマホで読み取って
•スマホでアンケートに答えて
•スマホから送信ボタンを押して終了。
という流れを見せてあげました。
はがきに書いて、ポストまで持って行くのが当たり前だった時代しか知らない父なので、
「ほう、ほう」と目を丸くしながら
「魔法みたいじゃな」と言っていました。^^
特にQRコードを読み取った時は、目が真ん丸でしたね。
お前がいると、世の中の流れがよく解って楽しいぞ。と言ってました。^^
抽選で当たる品物は4種類あって、その中から父が選んだゼリーセットにチェックをいれました。
当たるといいね。と言いながら送信ボタンを押す父。
結構真剣にどれにしようか悩んでいる父が可愛かったですね。^^
それからしばらくの時間、
昔父が懸賞にあたった時の事や、我が家の長女が赤ちゃんの頃(32年前)
私の赤ちゃんという雑誌の懸賞に当たっておもちゃが届いた話など、
お互いの懸賞にまつわる話をしました。
にこにこ顔の父を見ながら、
アンケートのご意見などありましたら・・・。という個所と
変更した理由などをお聞かせください。という2か所に、
「特に無し」と書かずに、
もっと丁寧に答えれば当たる確率が高かったかな?なんて思った私でした。^^;
抽選とはいえ、当たる事を夢みる時間が楽しいね。
と言いながら当たった時の話しは尽きないのでした。
追記
あんなに楽しそうに話をしていた父ですが、やはり認知症のせいで、その後アンケートの事は全く記憶に残っていませんでした。少し悲しかったけれど仕方ないですね。
今日も話を聞いて頂きありがとうございました。
小さな、でも、ほっこりとする、親孝行のお話をありがとうございました。お陰様で、今日も一日、心安らかに過ごせそうです。
本日も、元気の出るクリック応援させて頂きますね。
石神井翻訳亭 亭主 拝
石神井翻訳亭 亭主 拝さん、こんにちは。
こちらこそ、応援とクリックありがとうごいます。
戦前、戦後の子供の頃の小さな事もしっかり覚えているのに、
5分前の事は覚えていない。そして、自分が崩れていくことを心配している。
認知症って本当に不思議な病気です。
それを、優しく見守るしかできないわたしですが、とても勉強にもなっています^^