柔らかく楽しく生きる。

50代おひとり様が、小さな暮らしの中でささやかながらも楽しく暮らす日常を綴っています。

認知症の父と私

外ではご立派な認知症父。そして私の苦労は闇の中。

投稿日:2021年1月15日 更新日:

一昨日の朝、夜中に燃えカスになった靴下やティッシュの燃え残りの残骸を、やぶに捨てに行こうとしている父を見つけ、血相変えて追いかけていた時、近所の方に会いました。家が燃えなかったのが奇跡です。

丁度その日はゴミの日。

父が何でも捨てるやぶの前がゴミ置き場。

久しぶりに父を見た近所の奥様が父に声を掛けました。

奥様:「まあ!お元気そうですね」

父: 「おかげさまで」

奥様:「お変わりないですか?」

父: 「お気遣い頂いて」

少し私と3人でおしゃべり。

奥様:「それじゃあ、」

父:「失礼します」「今後ともどうぞよろしくお願いします」

父はさっさと帰っていく。

奥様が私に向かって「お父様しっかりなさっててご立派ね」と。

そして、もう一人の近所の奥様もゴミを捨てに来て合流して、

父の会話を聞いていて、私に言うんですよ。

「あなたがいつもお世話してるからお父さんまだまだ大丈夫ね。おばちゃんも嬉しいわ」と。

はぁ・・・:

これだから困るんです。

父は、「おかげさまで」「お気遣い頂いて」「失礼します」「今後ともどうぞよろしくお願いします」の

この4つを、昔から人の話を聞いてないくせに使うと会話が成立してきた人。^^;

認知症になっても人が話しかけてきたら、この4つで会話が成立してしまい、皆が口をそろえて父はしっかりしていると褒める。

冗談じゃないわ。

これだから、外からは認知症の介護の大変さが解らないのよって叫びたくなる。

父から奪い取った、半分焦げた靴下と、燃えて焦げたティッシュの山を隠しながら

会話が成立してしっかりしていると褒められてた父が憎らしくて仕方なかったです。

そしてご立派と褒められたその父が家に戻ってやった事。

作ったばかりの味噌汁の鍋に、流しの生ごみを投げ込みました。

それも私の目の前で。一瞬の出来事でした。

そして、鍋を持ってニヤニヤして得意げに言いました。

「良い捨て場があるんじゃよ。お前は知らんと思うがの、やぶがあるんじゃよ。イヒヒヒヒ」

私、朝から涙がでました。

もうこの際、お父さんも鍋と一緒にやぶから転げ落ちたらどう?

情けなくて悔しくて感情のぶつけどころがない、そんな涙です。

家の中ではこんな事だらけなのに、外で会話が成立したら、

誰が私の大変さを解ってくれるのでしょう。

夕方は夕方で、一人では立てなくなり私の手を借りてやっと立ち上がったのに、

「まだ一人で何でもやって料理も作る。、買い物にも歩いて行っておるよ」かかってきた電話の相手に言ってました。

電話の相手の「まあ!もうすぐ90歳なのにすごいじゃない。」という声が聞こえてきました。

だからここに日々の私の葛藤と父の様子を書く意味があるんだと思いました。

しかし、父の4つの言葉は見事としか言いようがない程の完璧さです。

さすが長年使ってきた「適当な返事4語」だけあります。

この4語がある限り、私の苦労は闇の中です。

今日も話を聞いて頂きありがとうございました。

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