柔らかく楽しく生きる。

50代おひとり様が、小さな暮らしの中でささやかながらも楽しく暮らす日常を綴っています。

父の認知症 認知症の父と私

嫌だ嫌だと言い続けても解決の道は残されてないのに往生際の悪い私です。

投稿日:

 

昨夜、夢にうなされて飛び起きました。

大きな声で「待ってください!」と言って飛び起きたと思います。

夢の相手は不動産屋さん。^^;

 

実家の父はもう一人では暮らせない程おかしな行動が24時間起こる認知症。

私が実家に引っ越して一緒に暮らす以外方法がない状況。

でも、引っ越したくないんです。

 

大体、私が引っ越したとしても実家は私がホッとする部屋もないし、今の私の荷物を置く部屋もない。

そんな間取りだから、引っ越すとなると、今の私の荷物はほとんど処分する事になるだろうし。

だから全部ひっくるめて私は実家に引っ越すのは嫌なんです。

 

父は夜の7時には寝てしまいます。

実家は築47年の薄い壁の全部の部屋がくっついた古い建売り住宅だから、
父が寝た後は、身を潜めるように音を立てないようにしないと、少しの気配で父が起きてきてしまうんです。ドロボーと騒ぎ始めるのです。後が大変なんです。

だから私は息をひそめて物音を立てないようにそーっと起きている状態。

父がトイレの横の部屋に寝ているので、私はトイレも我慢している状況。

 

こんな状態で帰るところがなくなったら私はどうなるのでしょう?

実家に引っ越してこなければ父が生活出来ないのは解っているから、早く不動産屋に退去の電話を入れなきゃいけないのに、それが怖くて出来ないでいるんです。

で、夢で不動産の夢を見て、退去の手続きをしているところで、大声がでて飛び起きたんですね。

 

丁度昨日、父が気が狂ったとしか思えない言動が続いて、玄関に飾った花も捨てられ、近所の腕を骨折して不自由な方にお裾分けしようと多めに作ったカボチャの煮物も鍋ごとやぶに捨てられ、

私は涙が止まらなかったんです。

私は何のためにここにいるのだろう?毎日捨てられるためにご飯を作ってバカみたい。と思ったら涙が止まらなくなって・・・。

今日も、たった15分程の間に、朝寒いのにせっせと作った味噌汁が捨てられました。

父が一回の食事で2杯はおかわりするので、少し多めにつくるんですね。

それを、私が台所にいない隙に捨てました。

今日は、もう限界で父を責めました。

なんで捨てるの?どうして捨てるの?私の気持ちはどうなるの?ヒドイよね!

すると、父が言います。

みそ汁を捨てた?誰が?味噌汁ならワシが全部食べたぞ。美味しかったぞ。

私はもう限界を超えています。

はぁ?おわんも出してないのにどうやって飲んだの?熱い鍋に口つけて飲んだの?

でも、言った後に「ごめんね。きつく言って」と父に言うと私は涙が出て仕方なかったです。

今までは、こんな事があった日は、自分の家に帰って、気持ちをリセットできたけれど、退去届けを出してしまったら、もう気持ちをリセット出来る場所が無くなります。

それが怖いんです。

24時間目が離せない父と2人きり。外からは解らない認知症の家の中。

そして24時間私を束縛する父が時々私に言います。

お前には兄弟がいるかい?と。

私が、私は3人兄妹だよ。というと、

みんなに世話になっているから皆に出来るだけ小遣いをあげよう。と父が言います。

皆に世話になってる?

あとの2人にいつ世話になったんだよ?えっ??いつよ?いつ?ねえいつ?

冗談じゃないわよ!!!

冗談抜きで血管が切れそうになります。

本当に本当に実家に引っ越して父の介護をする自信なんてないんですよね。

だからと言って、嫌だ嫌だと言い続けても解決の道は残されていないし。

往生際の悪い私です。

今日も話を聞いて頂きありがとうございました。

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