柔らかく楽しく生きる。

50代おひとり様が、小さな暮らしの中でささやかながらも楽しく暮らす日常を綴っています。

高齢の父の事

認知症の父と地震訓練の話をして思ったこと。高齢者の一人暮らし

投稿日:2019年12月22日 更新日:

最近スマホの画面から地震情報が目に飛び込んでくる事が多くなりました。

そのたび、88歳で一人暮らしをしている認知症の父の事が気になっていたんです。

先日、青森で震度5弱の地震を知ったのを機に、父と地震が起きた時の簡単なシュミレーションをしました。

 

足腰が弱っていて、立つのも歩くのも時間がかかるし、認知症で上手く判断もできない父なので、怖がらせないように不安を煽らせないように・・・。

 

父は、いつもリビングのこたつに座っていて、そばには何も倒れてくるものや落ちてくるものがないので、

もしも、大きな地震が起きた時は、ここに座ってこたつ布団を頭からかぶって私が来るのを待っていてね。と話しました。

一日中繰り返し話したけれど、何度話しても父の答えは

•窓から逃げる

•テーブルの下に隠れる

•玄関から外に出る。

でした。^^;

そのたびに私が、

窓から逃げるのは結構な段差もあり、庭の大きな石もごろんと転がるかもしれないし、窓が割れてけがするかもしれないから、こたつの布団をかぶって私を待っていてね。

テーブルの下に隠れる前に、食器棚の食器がお父さんに飛んでくるかもしれないから、動かないでそのままこたつの毛布をかぶって私が来るのを待っていてね。

玄関は、段差もあるしドアが開かなくなっているかもだから、こたつの布団を頭からかぶって私がくるのを待っていてね。

を繰り返し話しても、父からの答えは、「解った。お前が来るまでに窓からでるか、テーブルの下にもぐるか玄関から外にでるかしておくよ」でした。^^;

 

半分諦めて、「何があってもお父さんの所にすっ飛んでくるから心配しないでね。」というと、父は嬉しそうな顔をして、「こうやって防災の話し合いをお前がしてくれて安心じゃ」といって安心した顔をするのをみて、

認知症の父には、この安心感以外、訓練は効き目がないことを思いました。

災害が起きた時は、もう天に任せるしかないです。

ありがたい事に、父の住む場所は地盤が固いらしく、今までに何度か震度5の地震の時に実家に電話を入れた時に、いつも母がそこまであまり揺れなかったといってたっけ。

認知症の父との地震訓練は、安心させるだけで終わりました。

 

今日も話を聞いて頂きありがとうございました。

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