今年のクリスマスのディナーは目玉焼きだったみのりです。^^;
3時過ぎにお茶を飲んでいた父がうとうとしだしたので、慌てて夕食を作ったのが目玉焼き。これに、庭の野菜を添えてクリスマスの食事は終わりました。
こんな質素なクリスマスの食事は初めて。
つまらないといえばつまらないし、これでいいのさと思えばこれでいいし・・・。ちょっぴり複雑でテンションが低めな気持ちでいると、
結婚して北海道で暮らしている長女からLINEがきました。
「30日に佐藤水産からクール宅急便が届くよ。」と。
北海道 そして佐藤水産といえば・・・。私の大好きなあれかしら?
私LINE「ありがとう!とても楽しみだわ。」
長女LINE「冷凍だから、冷蔵庫の冷凍室空けておいてね。」
私LINE「大丈夫!冷凍庫は生ごみしか入ってないからスカスカよ。」
長女LINE「生ごみ?笑 笑」
と、長女とのこんなラインで一気に元気になったところで、
長女からの贈り物をお正月に一緒に食べようね、と軽い気持ちで父に言うと、認知症の父からすごく意外な言葉が返ってきました。
「お前の子供達がすくすくと良い子に育ったのは、お前の育て方が立派だったからじゃのう」と。
そして、
「大変な事を乗り越えて一人で頑張ってきたお前の姿を見てるから子供達は皆優しくなるんじゃな」と。
びっくりでした。
1度目の離婚の時は、親戚に笑いものにされるから絶対に実家に戻ってきてはダメだと私を突き放したし、2度目の離婚の時も1度目の事があったので、離婚のことは一応報告したけれど、母子家庭の辛さや困難は一切話していなかったのです。
でも、父はすべて知っていたんですね。
認知症になっても心配してくれていたんですね。
私は子供達を育てるにあたり、ずっと自信がありませんでした。
いつもいつだって、これでいいのか、これで良かったのかと悩みながらの2度の母子家庭での子育てでしたから、
今回の父の言葉が本当に嬉しくて涙が出ました。
しかし、こたつに向かい合わせに座り、お茶をすすりながらこたつ布団で涙を拭く私を見て急に
「ところで、お前はワシの妻かい?」と父。
一気に認知症の世界に戻り、感動の涙が笑いになり、
泣いて笑って感動の父からの言葉が飛んでいきました。^^;
おひとり様で一人暮らしの初めてのクリスマス。こんな風に泣き笑いで楽しく過ごせました。
ひとりで暮らしていても、一人ではないんだと気づかされたクリスマスでもありました。
辛かった2度の離婚と母子家庭の暮らしの私を、こんなに傍で心配してくれる存在がいたなんて。
寝る前に亡くなった母に「お父さんを大事にするね」と約束してクリスマスは終わりました。
今日も話を聞いて頂きありがとうございました。