親の介護で自宅から実家通いをしている頃は、実家そのものがうっとうしくて仕方ありませんでした。
そして、介護が本格化してきて、実家が心底嫌なまま、介護の為引っ越してきた時、長年の実家の独特な匂いが鼻について吐きそうでした。
介護の辛さも相当ありましたが、それより嫌いな実家に自分が住んでいる辛さの方も強くて我慢からの湿疹が出て困りました。
しかしあれからもうすぐ2年。家賃無しで雨風しのげるってなんて有難いって思う私に激変しました。^^;
昨夜、外は風が強く恐ろしい程唸っていました。
その風の唸りを、「お金もないのに、タダで雨風しのげる住まいがある事の幸せよ。」と思いながら聞いていました。
認知症の父との同居で実家に引っ越す事をためらっている時に、「おカネかかんないんでしょう?」と言った知人がいましたが、そんな問題じゃないの!家賃がタダでも実家に住むのはイヤなの!と心で叫んでいましたが、
知人が言った通りです。家賃にお金がかからない事が一番です。笑
私は間違っていました。笑
たとえ、
・部屋の中に昭和の匂いが充満していようが、
・昭和の雰囲気満載の家具に囲まれていようが、
・未だに介護の匂いが染みついていようが、
そんな事ほとんど気にならなくなりました。
というか、今まで気にしていた私はバチ当たり!です。^^;
少しずつ歳を重ねていくうちに、自分の中に小さな変化が起こり、
それは決して嫌な変化ではなく、自然と良い方向に変わっていく良い変化で、それを感じる時に、ああ、歳を取るのも悪くないね。と思う事が増えた居候娘の私です。
去年の今頃は実家をどんな風に考えていたのかなぁ。
◆「2022年1月」一覧
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