柔らかく楽しく生きる。

50代おひとり様が、小さな暮らしの中でささやかながらも楽しく暮らす日常を綴っています。

母との思い出

60年前30度以上の暑さが続く中私を育てた母の苦労が想像出来ました。

投稿日:

私は7月生れなのですが、今年の7月の暑さに参りながら、自分が生まれた1961年の7月の気温はどうだったのだろうと、
生まれた県の1961年7月の気温をネットで調べてみたんです。

なぜこんな気持ちになったかというと、母は夏に生まれた私をどんな気持ちで育てたのかな。と、この暑さの中ふと思ったからでした。

パソコンに出てきた1961年7月、8月は30度以上の気温の日が多くてびっくりでした。35度の日もありました。

60年以上も前の事だから、気温もきっとそこまでなかったのでは?と思っていたので60年前もこんなに気温は上がっていたのかと・・・。

 

私を育てた思い出話は1度も聞いた事がなかったのですが、泣き止まない新生児のあんたをたたいた事があった。という事を1度だけチラッと聞いた事がありました。

その言葉が頭から離れなくて、自分が実際子供を持ったときに、その言葉が信じられなくて、自分の子供をあやすときにはいつもその言葉が聞こえてきて苦しめるのでした。

でも、今回60年前の気温を見て思いました。
・扇風機は持っていたのかな?
・部屋は西日が当たらなかったのかな?
・お父さんは育児に少しは強力してくれたのかな?
・手を貸してくれる隣人はいたのかな?

今と変わらない気温の中、クーラーもない部屋で私を産んで育てたんだ・・・。

チラッとその当時の家にはお風呂が無くて銭湯に行っていたと聞いたことを思い出しました。

お母さん、私の出産で疲れてたんだね。
だからつい、泣き止まない新生児の私をたたいてしまったんだね。

 

亡くなるまで、私をたたいたという事以外、私との思い出を話す事が無かった母ですが、きっと大変な事ばかりで話したくなかったのでしょうね。私の想像ですが。

今回ふとした事で自分が生まれた月の気温を見て、今とあまり変わらない気温に驚いた事で、母への気持ちがまた少し変わりました。

まだ写真を見るのは抵抗がありますが、こうやって思い出しても嫌な涙は出なくなりました。

しかし、今と変わらない気温の中、クーラーもお風呂も無い子育て、根性のない私には出来ないと思います。

新生児の私をたたいたというよりも、暑さと疲労でつい手が出てしまったのでしょうね。

あんたを産んだ時は暑くて大変だったよ~と話してくれていたら、もっと母を理解できたのに・・・。と思うこの頃です。

 

今日も話を聞いて頂きありがとうございました。

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