柔らかく楽しく生きる。

50代おひとり様が、小さな暮らしの中でささやかながらも楽しく暮らす日常を綴っています。

自分の事 認知症の父と私

認知症父の自宅介護を活かせるお手伝い。

投稿日:

 

木曜日は、70代80代のお宅に、介護保険ではまかないきれないお手伝いをしに行く日です。今日も行ってきました。

このお手伝いを始めて初めて、老いて自宅で過ごしていても、生活するにあたり介護保険だけでは不十分なところがたくさんある事を知りました。

私は、その介護保険では出来ないすきま部分を補うお手伝いをやっています。

やっています。というか、させて頂いて更に知らなかった事を勉強させてもらっていますといった感じです。

こんな気持ちになったのは、やはり父の介護のおかげが大きいです。

年老いて認知症になり、自宅にいても不便な生活のまま、私以外の他人の手を借りる事を頑なに拒否し続けた父を世話しながら、

ここを手伝ってもらえたら、あそこを手伝ってもらえたらと何度も思った事があるので、本人やご家族がやってほしい事が解るんですよね。

 

ご自宅に行くと、お手伝いの間中、色んな話をされます。

誰かに話を聞いてもらいたい気持ちも良くわかります。

家族以外の人に聞いてもらいたいという気持ちもすごく分かります。

病院に行った。薬をたくさん貰った。でも生きて行くのはしんどい・・・。
子供の事、孫の事、自分の親の事などなど。

もしも、父の介護を経験していなければ、しったかぶりして、適当に解った顔して聞いていただけかもしれませんが、父の介護のおかげで、自分の親のような気持ちになってお話を聞けます。

 

今日は天気が良かったのでお布団が干せました。最初しっとりしていたお布団が軽くふんわりして、それだけで私の方が嬉しくなります。

父の介護は大変でしたが、こうして父の介護で学んだノウハウが誰かの役にたっている事が嬉しいです。

あんなに介護で泣いたのに、不思議なものですね。

 認知症の父と私

 今日も話を聞いて頂きありがとうございました。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 小さな暮らしへ にほんブログ村 シニア日記ブログへ

↑お手数ですがクリックして頂けると嬉しいです↑

↓こちらもぜひよろしくお願いします↓
PVアクセスランキング にほんブログ村

柔らかく楽しく生きる - にほんブログ村

-自分の事, 認知症の父と私
-

執筆者:

関連記事

大丈夫よって本当はウソ。

今日は弱い私が顔を出して一日中ソファーから動けませんでした。 今日はと言うよりも、正確には一昨日の台風が来た時からなのですが。 一人で辛さや怖さを我慢する事にとても苦痛を感じます。 子供達に「大丈夫? …

自宅で生活できるレベルではないの。と言ってしまいました。

  昨日あんなにこれからの事を喜んだのに、今日は何から手を付けて良いか分からない程、朝からひどい光景に鬼のような顔になっている私。 玄関の私の靴まで父の尿で濡れていました。新聞を取りに玄関に …

90歳認知症父の施設入所で少し反省している事。

実家の固定電話が鳴りました。 相手は両親の故郷の古い友達からでした。 「あら、長女ちゃんお久しぶり!お父さん居る?」 父の施設入所の事を伝えると、 「ああ。もう少し早く電話すれば良かった」と言って電話 …

父の認知症が私の心の病を克服するきっかけになりました。

めっきり外に出なくなった父のために景色を撮るための散歩が楽しくなりました。 お気に入りの同じ散歩道でも毎日違う景色が見られます。   春なのに秋のような落ち葉の色。   初めて見る …

自分の望む死に方が出来ない父を見て思う事。

今日は入院している父の洗たく物を受け取りと、承諾書を書きに病院に行って来ました。 腕から栄養の点滴を入れていた父ですが、最近血管が細くなり点滴の針がさしにくくなった事で、太い血管から点滴を入れる処置の …


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ブログ運営者

こんにちは。 minoriと申します。 最近、心も体も丸くなってきた アラフィフおひとり様です。 どうぞよろしく! 詳しくはコチラをご覧ください  

介護日記まとめ