先日の5月の息子の誕生日にキンカンの果実酒を飲みました。
これは、母が息子の生まれた年に作ったもので、7年前に実家の床下から偶然見つけたもの。
最近はこの果実酒を一人飲みながら、母の事を思い出している自分がいます。
母との良い思い出がほとんどない私ですが、こうやって果実酒を飲んでいると毎回ジーンとこみ上げてくるものがあります。
昔色々あって、普段は自分からはほとんど思い出さない母ですが、
果実酒を飲んでいる時は、嫌な思い出ではなく、
か細く小さくなり、子供のようになった母の姿と、
亡くなる前日に父が母の手を握り、
2人で歩んできた2人の人生をありがとうありがとうと何度も言っていた父の姿と、
そんな父の言葉を最後の力を振り絞り、
目を大きく開けて聞いていた母の表情を思い出します。
それで、毎回ジーンとくるのです。
あんなに嫌いだった母なのに・・・。
昨日、違う果実酒を貰って帰りました。柚子酒です。
実家の庭には、柚子の木はないので、お店で柚子を買って作ったのかな?とか
平成17年といったら息子が5歳のときね。などと父と話しながら、ビンに移し替えました。
きれいな色です。
紛れもない母が生きていた証です。
息子の誕生日に、母の作った果実酒を飲まなければ、
母を想うこんな気持ちになる事はなかったと思うと、
息子が生まれた年に作ったお酒を偶然に見つけたあの7年前から、
私の母へのわだかまりが溶けていくのを母が導いていたのかもしれないですね。
亡くなって7年も経つのにこのサプライズ。ずるいよ今頃。と果実酒を飲みながら涙する私です。
今日も話を聞いて頂きありがとうございました。
初めて訪問出せて頂き、お母様のお話を拝見致しました。
実は、明日、自分のブログに、母が亡くなったときの記事を投稿しようと、いまさっきまで書いておりましたので、他人事とは、思えませんでした。亡くなったひとには、良い思い出しか、残りません。
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石神井翻訳亭 亭主 拝
【石神井翻訳亭 ― シニアの残り時間の使い方について考える】
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石神井翻訳亭 亭主 拝さん、初めまして。
記事を読んで下さりありがとうございました。
仰る通りです。亡くなった母は、少しずつですが良い思い出に変わり始めました。
今も、果実酒を飲んで思い出していたところです。
今日は、朝から父から母の夢を見たと言う話をたっぷり聞き、私は母の大事にしていた喪服を貰って帰り、
果実酒を飲んでまた母を思い出しています。
石神井翻訳亭 亭主 拝さんのお母様の記事も楽しみにしています。
コメントありがとうございました。
これからもよろしくお願い致します。