柔らかく楽しく生きる。

50代おひとり様が、小さな暮らしの中でささやかながらも楽しく暮らす日常を綴っています。

父の認知症 高齢の父の事

夏の甲子園中止の見出しに認知症とは思えない会話をする父。

投稿日:

今朝、実家に行くと、認知症の父が新聞を読んでいました。

私の顔を見るなり、
「今年の夏の甲子園は中止になったそうじゃよ。戦後初らしい」と教えてくれました。

そして、「頑張ってきた選手が可哀そうにのう。」と言いました。

 

 

それから、2人でスポーツ選手の事についての話になりました。

 

わが家の次女もずっとスポーツをやっています。

今まで大きな大会で何度も涙を流した経験をしており、

速さを求められる競技なので、

•0.01秒の差で負けた時の悔やんでも悔やみきれない涙や、

•ケガで大会に出られなかった時の悔し涙や、

•体力の限界から引退という事を意識しながらも、それでも頑張って大会で成績がでた時の、並みの努力では勝ち取れなかったメダルへの嬉し涙など

孫の人知れず流したたくさんの涙を知っている父なので、

この新聞に載っていた「夏の甲子園中止へ」という見出しが、

認知症になって、ほとんどの記憶が薄れている父に響いたのでしょう。

「可哀そうにのう」

「辛かのう」

という言葉を何度も言っていました。

私は私で、選手の親の立場を考えると胸が痛みます。

子供が限界を超えた努力の先に掴んだチャンスが、泡になる。

辛いですよね。

そんな親の立場の辛ささえもこの新聞の「夏の甲子園中止へ」という見出しで思い出し、孫の競技の昔話をする父を見ながら、

まだまだ父は大丈夫だと思った私でした。

 

今日も話を聞いて頂きありがとうございました。

にほんブログ村 その他生活ブログ 節約・節約術へにほんブログ村 ライフスタイルブログ 小さな暮らしへ にほんブログ村 シニア日記ブログへ

↑お手数ですがクリックして頂けると嬉しいです↑
PVアクセスランキング にほんブログ村

-父の認知症, 高齢の父の事
-

執筆者:

関連記事

悩みに悩んで119番に電話をしても認知症患者は搬送先見つからず。

朝、父は腰の痛さでずっとベッドに寝ている状態 一度ご飯が食べたいと言うので 必死で車椅子で台所まで連れて行きましたが、やはり痛みで食べ物が喉を通らずまたベッドに戻り寝ました。 熱いお茶が飲みたいと父が …

たった10万の差額で3割負担の父の施設選びで思う事。

今日は朝から父の施設を3軒見て回りました。 1軒、このコロナの中でも見学できるところがあり、大きなテラスも天窓もあって明るく、 施設の方の対応も良かったので、一応申し込みをしました。 しかし、介護保険 …

体感温度の差が違い過ぎる介護の悩み

最近の悩みは、89歳の後期高齢者の父と、58歳の私の体感温度の差です。 日中の気温が23~25度になった最近では、私は半袖1枚で過ごしています。 実家の掃除をするときは、この半袖1枚に薄いズボンも上ま …

自分の高齢の親が他人から優しくされる嬉しさ。

  88歳の父を散髪に連れて行きました。 いつものお店。1000円カットです。 今回は、新入りの可愛らしい女性が担当してくれました。 父を椅子に案内する時、そっと手を差し出して支えてくれまし …

父を煮るなり焼くなり好きにしてください。と言う気持ちです。

夜中の3時から何度も父の様子を見に行く私。 その前は24時まで父の部屋にいました。 救急車を呼ぶ覚悟で荷物をまとめてました。 父は一昨日の夜から食べ物も水分も一切取っていないのでした。 ・水分だけでも …


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ブログ運営者

こんにちは。 minoriと申します。 最近、心も体も丸くなってきた アラフィフおひとり様です。 どうぞよろしく! 詳しくはコチラをご覧ください  

介護日記まとめ