最近は、実家の庭に生えている薬草を天ぷらにして食べる事が楽しくなり、朝から夜までの実家通いが苦ではなくなりました。
昨日は以前から気になってた「ゲンノショウコ(漢字では現の証拠)」が少し大きくなっていたので煎じてお茶にしようと思い、ネットで調べると、
天ぷらにも出来る事が書いてあったので、
(紫の花をつけたゲンノショウコ)
早速摘んできて、
天ぷらで頂きました。
早く揚げると苦みが残ると書いてあったので、弱火で少し長めに揚げました。ほろ苦さが美味しくて、めんつゆをつけなくても、そのままで十分美味しく食べられましたね。
今回も前回同様、天ぷらをお皿に盛りつけたところでタイミングよく父が来て、待ちきれない様子であっという間に完食。^^;
写真撮りたかったなぁ。^^;
昔は薬草を何でも食べたという父。
遠い昔の自分の母親の薬草料理を思い出し喜んでいるようでした。
私は私で、庭に生えている薬草がまた1つ天ぷらに出来る事が分かった事が嬉しくて、2人別々の意味で喜んでました。^^;
ところで、どうして「現の証拠」って漢字で書くんだろうね?と父に聞くと、
昔の言葉で、これは誠に現の証拠である。という意味からつけられたんじゃないかな。と言っていました。
とにかく、父89歳、私59歳のこの歳で、父が健康に良いと庭に植えた薬草たちを使って料理してあげることができて嬉しいです。
元はと言えば、実家の庭のあちこちに生えている野菜を使って0円食事に目覚めた事がキッカケですが、
キッカケが何であれ、父が家族の健康のために植えた薬草に私が興味を持ったという事実が自分で嬉しい。
そして今回も「肉もないのに満足する食事」を満喫し、
庭のハッサクをデザートにして(画像でみると砂糖入れすぎですね。^^;)0円薬草食事は笑顔で終了したのでした。^^
食べながら、「ゲンノショウコって今まで煎じてお茶にする以外知らなかったね。」と私が言うと、「昔、おふくろが天ぷらにして食べた事がある。」と認知症の父が懐かしそうに話してました。
昭和6年生まれの父のこうした昔話を聞いていると、私は今まで父の何をしっていたんだろうと思う事がよくあります。
母との折り合いが悪く、私はあまり実家に寄らなかったし、父は父で無口な人だったのでほとんどしゃべったりしなかったので当然といえば当然ですが。
とにかく、今回も
•薬草料理を美味しく食べた事と、
•0円食事で満足できた事と、
•毎年余って腐らせていたハッサクを今年は美味しと思いながら食べている事に感謝して、
「お父さん、ありがとうね」と言いました。
薬草が私を素直にします。^^
今日も話を聞いて頂きありがとうございました。