柔らかく楽しく生きる。

50代おひとり様が、小さな暮らしの中でささやかながらも楽しく暮らす日常を綴っています。

おひとり様

狭い間取りの小さなキッチンに立つ50代おひとり様の気持ち。

投稿日:2019年5月11日 更新日:

 

わが家のおままごとキッチンみたいに小さい流し台でわらび餅を作りました。

材料は片栗粉砂糖きな粉だけ。流し台の上に置ける材料だけで作れるおやつ。

片栗粉たった50グラムで出来たわらび餅なのに、小さな流し台の上では大きく感じ存在感があります。

 

以前大きな間取りに住んでいた頃は、

•こんなに広いキッチンがあるのに、

•こんなに時間をかけても、

•こんな物しか作れなかった。

と自己嫌悪で押しつぶされそうでしたが、

 

今は、

•こんなにちっこいおままごとみたいなキッチンなのに、

•こんなに美味しいものが作れた私は超超スゴイ!

と、ニコニコ自画自賛です。

 

自分が歳を取って、こんなに小さな流し台で料理をすることになるなんて思っても見ませんでしたし、出来っこないと思っていましたが、

意外にも狭くて置き場がない流し台でも、イラっとすることも無いし、この小さなキッチンから出来上がる料理に感動すら覚えます。

 

そして、以前の私なら、このわらび餅を食べるにあたり、罪悪感を埋めるように、無理してきな粉の他に黒砂糖やハチミツやメイプルシロップも用意したと思います。

でも、今はきな粉だけで十分満足です。

 

小さな間取りとささやかな暮らしをしていく中で、小さな感動で充分満たされるという事を知ったからです。

 

こうやって考えてみると、私は意外と狭いほうが自分を磨かれるのかもしれません。笑

例えば、野暮ったい自分の性格も認める事ができるようになったし、無理に上を目指さずに、このままで十分だと思えるようになったし、この小さな間取りに住み始めて、見栄を張る必要が無くなり自然体でいられるので。。

 

家族よりも他人。

 

離婚前のわが家は、収入の大部分を元夫が献金していました。

 

自分には、その日の食料があればいいという理由で。その気持ちは素晴らしいですが、家族に愛を感じられない献金ぶりでした。

子供にお金を使うと不機嫌になる、家の中の家電も一番安い物、食料は中国産の安い物。息子の物はほとんどフリマで調達。

大きなキッチンに立ち、残り僅かな生活費で作る節約料理に私はいつもイライラしていました。

 

家族よりも他人を大事にする、家族に対して愛が感じられない悲しさと、献金している教会の牧師との会話で耳に入る、うちよりもリッチな献立の複雑な苛立ちと、

元夫の私への無関心の悲しさでぐちゃぐちゃな精神状態で立つ広いキッチンからうまれる質素な料理を少しでも見栄えを良くしたい事ばかり考えていました。

 

こんな感情で作る料理が美味しいわけないですよね。息子が食べ物に関心が無かったのは、私がこんな風に料理をしていたからかもしれません。多分これですよね、原因は。

 

そんな感じでしたので、今の狭いちっちゃいキッチンでも十分幸せを感じるのだと思います。

 

最近は、小さな狭いおままごとみたいなキッチンに立ってよくこんな事をおもう私です。「小さなキッチン最高!」って。笑

今日も話を聞いて頂きありがとうございました。

にほんブログ村 その他生活ブログ 節約・節約術へ にほんブログ村 ライフスタイルブログ 小さな暮らしへ にほんブログ村 シニア日記ブログ 女性シニアへ

↑お手数ですがクリックして頂けると嬉しいです↑
PVアクセスランキング にほんブログ村

-おひとり様
-, ,

執筆者:

関連記事

父と似た人だったので断れませんでした。

昨日まで電気なしコタツに足を突っ込んでいたのに今日はなんと! 34度。 お昼から、 水シャワーして アイス食べて、 ミカンの果汁飲んで、 洗面器の水に足を突っ込んでました。 庭の砂利や岩に打ち水をした …

こういう食事のほうが好きです。

楽しかった子供達との日々は終わり、また1人の質素な暮らしが始まりました。 ひとりになった途端、相変わらずの ・庭で摘んだ薬草天ぷらに、 ・1本30円で買ったゴーヤに、 ・半額で買った地鶏と ・頂き物の …

60歳おひとり様の寂しいひとり仕事。

今日はとても暖かく、全部の窓を開けて掃除をしました。 ふわっとカーテンが揺れ、風が気持ちよく部屋に入ってきます。ああ、幸せ。 しかし、この幸せな気持ちを独りで処理しなければならない寂しいおひとり様の私 …

シニア同士の再婚の難しさ。

  知り合いから自分の知人に、60歳で再婚して幸せもつかの間、相手の親の介護が始まったという話を聞きました。 口を挟まず聞いていましたが、心の中では、それはないわ。それはないわ。と思いながら …

室内35度。熱中症の症状が出ても気付かないという恐ろしさ。

  朝から頭痛と気だるさと吐き気で横になっていました。氷を首に巻いたりしていましたが症状は全く改善せず。 しばらくして、室内の温度計を見ると35度。35度もあるのに私は部屋の暑さをあまり感じ …


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ブログ運営者

こんにちは。 minoriと申します。 最近、心も体も丸くなってきた アラフィフおひとり様です。 どうぞよろしく! 詳しくはコチラをご覧ください  

介護日記まとめ