認知症の父は、私が寝ている部屋にお構いなしに入ってきます。
仕方のない事ですが、今日はまだ私が寝ているのに、明け方の5時から何度もカーテンを開けたり窓を開けたりしてきました。私1度目のプッチーン。
私:「ちょっとやめて!まだ夜が明けてないでしょう!」
父:「聞こえんがのう?なんだってぇ?」
私:「だから、カーテン開けないでってば!」
父:「なんだってぇ?よく聞こえんがのう」
夜も明けぬうちから気がおかしくなる程、同じ会話を繰り返したと思います。^^;
「もういいわ!」私2度目のプッチーン。
起きると、東側の窓から太陽が昇っているところがみえました。
すごくきれいで、つい父に声をかけました(かけてしまいました^^;)。
私:「お父さん見て!太陽が昇ってるよ!」
父:「大根がどうしたってぇ?」
私:「違うよ、ちょうど太陽が昇ってるの」
父:「大根がなんだってぇ?」
この会話も結構繰り返し、
私:「もういいわ・・・。」3度目の諦めプッチーン。
早く起きたので早く朝ご飯です。
朝ごはんにと取っておいたおかずが夜中全部食べられていたので、急遽目玉焼きを作り、レタス、キュウリを添えてテーブルに置きました。
みそ汁を作っていると、ボリボリと音がするので振り返ると、頂きますの前にもうお皿は空っぽです。
また、作り直しです。卵が2個しかなかったので私の分は無し。卵焼きでも良かったのですが、そんな元気はすでに無し。
ご飯を食べている最中に、父が突然今日は予定は無かったかな?と聞いてきたので、今日はお風呂の日よ。よく覚えていたね。スゴイわ!!と私が言いました。そしてまたこんな会話が延々と続きました。
父:「今日は勘弁してくれ。よその風呂には入りたくないぞ」
私:「ダメダメダメダメ。それはダメ、絶対ダメ。年寄りは皮膚の清潔が一番!」
父:「今日だけは勘弁してくれ。ワシは家で仕事が山ほどある。」
私:「いやいやいやいや、お風呂に行くことがお父さんのお仕事」
ミルクティーでごまかし、そのままデイサービスに行きました。
この他にも色々と繰り返される会話があって、車の中で
「どうか父がしゃべりかけて来ませんように。」と心で繰り返しながら運転していました。^^;
まだ午前中なのに、もうすでにヘトヘトで人と会話したくない程の疲れです。
認知症の介護で何が疲れるかというと会話です。
訳の分からない事を、延々と話される、質問される。これが結構私の脳にダメージを与えますね。
先日、証拠集めだと思って2人の会話を録音してみたんです。子供達にどれだけ大変か聞かせようと思って。スマホでですけど。
音声は小さかったけれど、まるで繰り返されて流れている録音テープそのものでしたね。
ヤバいでしょ!とひとりツッコミを入れてしまった程の怖さがありました。^^;
こんな事で同居、やっていけるのかい?って話ですよね。
もう進みだした事。午後は好きな曲聞きながら、ひたすら荷造りします。
引っ越しまであと10日です。
今日も話を聞いて頂きありがとうございました。
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