柔らかく楽しく生きる。

50代おひとり様が、小さな暮らしの中でささやかながらも楽しく暮らす日常を綴っています。

子供達の事 認知症の父と私

息子が止めてくれなかったら私が先に倒れ取り返しのつかない事になっていたかも知れません。

投稿日:

ずっと前から、人間が崩れてしまったような認知症の父とほとんど生活を共にしている私ですが、

先日自分の自宅を引き払って実家に父と一緒に住む

決心をしたんです。

けれど、本当は一緒に住みたくはない。だけど私が一緒に住まないと父は生活が出来ない。

だけど本当は住みたくない。

私はとうとう夜中夢でうなされるまでに心が乱れ始めました。

 

昨日息子の声が聞きたくて仕方なくなり、電話してみました。

息子と最初は普通の話をしていましたが、私が父の介護の事を切り出しました。

・自宅を引き払っておじいちゃんと一緒に住む勇気がない事。
・しかし、もうそれしか方法はない事。
・ほとんど帰らない自宅の家賃が勿体ない事。
・今のおじいちゃんはもう一人では生きて行けない事。
・記憶が数秒しかない事。
・夜中に外に出て行く事。
・冷蔵庫の中身や作ったおかずを捨てまくる事。
・ヘルパーさんに来てもらう事を頑として嫌がる事。
・夜中じゅう唸って私が眠れない事。
・妄想が激しく手に負えない行動をする事。
・家の中の物を捨てまくる事。
・私の私物も容赦なく捨てられること。
・一日中同じ事を繰り返されて神経が参っている事。
・実家には私がホッとする場所がない事。
・一日中私が一緒にいなければ、おじいちゃんは何をしでかすか解らない状況だという事。
・同居は避けられないと解っていても不動産屋に解約手続きをする勇気がない事。

これらについて話し、息子から質問された事の説明をしました。

息子が言ってくれました。

「あのさ、この状況だからこそ、母(私の事をははと呼びます)は同居してはダメだよ。」と。

「この状況でおじいちゃんと同居したら、母が先に倒れるの見えてるし。」と。

ここまでとは知らなかったよ。と言ったので、

話を聞いて欲しかったけど、話すと泣いて話にならないと思ったから・・・。というと、

そうなんだ。と言って笑っていましたね。

そして息子が、「おじいちゃんが不機嫌になろうが、ヘルパーの利用を嫌がろうが母の為に使える物は使わないと。」

と、言ってくれました。

そして、「同居は母の為に辞めた方がいいんじゃない?」と念を押してくれました。

嬉しかったです。

おじいちゃんの為に仕方ないね、ではなく、私の為に辞めた方がいいと言ってくれたこと。

そして、話の最後に、「今住んでいるところは母にとって居心地良さそうだからこれからもそこを拠点にして好きな事すればいいんじゃないかなって思うよ。」と言ってくれました。

息子よ。産んでて良かったぁ。違うか^^;

息子が息子で良かったぁ。これだよこれこれ^^;

息子は小学生の頃から、僕の尊敬する人はおじいちゃん。と言っていたので、そのイメージを壊しそうで今まで父の介護の事言えないでいましたが、

相談して本当に良かったです。

私も決めました。自宅は解約しない。実家で父と同居もしない。

父には出来ない事をはっきり言って認識させ私はひとりの時間をしっかり持つ。

父に振り回されない。コロナが落ち着き施設の見学が出来るようになったらすぐに申し込む。もう迷わない。

私は父には感謝しているけれど父のものではない。

愛する子供達の為に私が存在する。

今回、息子と34分話しました。なんて中身の濃い34分だったことか。

私はだれかに同居を止めて欲しかったのだと思います。

その気持ちを見事に解ってくれるのはやはり子供なのですね。

素直にありがとう。と言いました。

息子が止めてくれなかったら本当に私が父より先に倒れて取り返しのつかない事になっていたかも知れません。

という訳で、ぐちぐちと悩んでいた実家に同居する気持ちはこれっぽちもなくなりました。

めでたし、めでたし。

今日も話を聞いて頂きありがとうございました。

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