夜中に2度目の煙騒動です。
レンジの使い方を忘れてしまった父は、夜中に何か食べたくなると、ステンレスの網ザルに物を入れて直接火にかけるようです。
ザルが焦げてススだらけになっていたので、多分間違いないでしょう。
1度目は、父のゲッホゲッホという咳と焦げ臭いにおいで飛び起きると、私が寝ている部屋以外が煙で白くなっていました。夜中なのに家の窓全部開けて煙を出しました。
簡単に書いていますが、とても大変でした。
そんな事があったので、冷蔵庫の中には温めて食べるような物は入れないように気をつけていたのですが、
2度目の時は、それをすっかり忘れて、稲荷を2個入れたまま寝てしまいました。
そして、夜中また煙騒動です。
父のゲッホン。という咳と同時に焦げ臭い臭いがかすかにして飛び起きました。
また同じでした。ステンレスのザルに稲荷を入れてそれをガスに直接置いて、今度は真っ黒に焦がしていました。ザルは隠したはずなのに見つけだして使ってる。
夜中ガチャガチャ台所でうるさいなぁと思っていたら、ザルを探していたのでしょう。
最近ザルに執着しているのは知っていたけれど、これがクセになるとたまったものじゃありません。
本当は台所のガスは辞めてIHヒーターにしたいのです。
1度、IHヒーターを自宅から持ってきて、慣れさせようとしたのですが、なにせ認知症です。
新しい事が理解できなくて、自分でガスが使えないストレスで大変な精神状態になり、そばに居る私も疲れ果てて断念したんですよね。
私が買い物に行ってる時も、ちょっと自宅に戻っている時も、何度も何度も同じ内容で電話してきます。
「よそ者が家に入りこんで台所がとんだ事になっておるぞ!!」と。
私が実家にいても、どうしてガスが使えないのか?と認知症のしつこさで聞いてくる。私が根負けしたんですよね。
そして案の定夜中の煙騒動です。
もうどうしてよいかわかりません。
しょっちゅう、もううんざりするほどこんな事ばかり。
これを書いている今、父が台所でガチャガチャしているので覗きに行くと、なにか探し物をしていました。何を探してるの?と聞くと、ちょっとな。といってはぐらかしました。
まだ私が寝る前なので、あげ豆腐を冷蔵庫に入れたままでした。
探している物はきっとザルだと思います。「おっ!あげ豆腐があるぞ。温めて食べよう。ザルはどこかな?」ってところだと思います
認知症なのに、なぜザルの存在を覚えているのか本当に謎です。
数秒で記憶は無くなるはずなのに・・・。
認知症の自宅介護の夜は悲惨です。
夜中2度目の煙騒動で限界寸前の自宅介護です。私自身、自分から笑顔が消えたなぁと分かります。
今日も話を聞いて頂きありがとうございました。
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