柔らかく楽しく生きる。

50代おひとり様が、小さな暮らしの中でささやかながらも楽しく暮らす日常を綴っています。

認知症の父と私

父の私じゃない!その気持ちが私を次の行動に突き動かします。

投稿日:

先日、父の機嫌の良い日を選んで父を夜一晩一人にしてみました。

一人で過ごした次の朝は父がどうなっているか試してみたかったのです。

毎晩毎晩、夕方の6時半頃には寝てしまう父が少しの物音でパニックになるので、音を立てないようにじーっとしている毎日が私には大きなストレスなのです。

なので、週に1度は自宅に戻りたい、戻らせて!という気持ちで試してみたんですね。

しかしやはりダメでした。思っていた以上にダメでした。

夜中何回私に電話してきたでしょうか。

電話の内容はこうです。

「うちの中の様子が違う。誰か知らないやつの物がたくさん置いていある。勝手に誰かが住んでるのかも知れん。」

「お父さん、それは私のもの。いつもお父さんの所で一緒にいるでしょう?そのままにしておいてね。」

「お前がいつもいる?それは初耳じゃのう・・・。」

この会話が夜中に何回も何回も電話で繰り返されました。

そして、次の日実家に行くと、凄い事になっていましたね。

認知症の恐ろしさを目の当たりにしたといった感じ。

 

私が使っている部屋に置いている私の荷物が捨てられていて、

靴下や下着は一列に並べられ(父親とはいえ気持ちわる!)

袋の中の物も全部出してゴミ箱に入っているし、タイツは紐代わりにゴミをしばってありました。

父の頭の中には、どれだけ毎日一緒にいても全く私の存在は残らないのですね。今回の事ではっきりわかりました。

いつも私が着ている服がかかっていても、よそ者が置いていったと疑わないんだね。

そして、私が毎日父の為に泊まっている事を告げられて本気で驚くんだね。

この父の言動に最初は頭にきたけれど、良く考え直してみると、

父は夜中ケガもしていないし、普通にしているし、

ただ、私の荷物があったからよそ者が勝手に来ていると騒いでいるだけ。

それなら、私の荷物がなければどうなるのか?また荷物なしで試してみる価値あるかも。

次は、荷物なしでの一晩一人にしてみよう。

色々な事を試して早く私の時間を作りたい。

父の私じゃない。愛する子供達の為の私。そして大切な自分。

この気持ちが私を次の行動に突き動かします。

最近、もういいの。と開き直った自分がいます。

今日も話を聞いて頂きありがとうございました。

にほんブログ村 その他生活ブログ 節約・節約術へにほんブログ村 ライフスタイルブログ 小さな暮らしへ にほんブログ村 シニア日記ブログへ

↑お手数ですがクリックして頂けると嬉しいです↑

↓こちらもぜひよろしくお願いします↓
PVアクセスランキング にほんブログ村

柔らかく楽しく生きる - にほんブログ村

-認知症の父と私
-

執筆者:

関連記事

割れない食器でお互いストレス減。心に余裕が生まれます。

買って良かったって思います。介護用になるニトリの割れない食器。 今まで私のイメージの介護用の食器は、こんな味気ない食器で毎日食べさせたらかわいそう、でした。なんとなく昔の病院の器のイメージ? 今は介護 …

認知症親の介護を段々と懐かしく思う自分の心。

  昨日、日記を書こうと日記帳を開くと、去年の昨日、認知症の父が初めてデイサービスに行ったと書いてありました。 私が送り迎えして、たった4時間でも行ってくれた事が嬉しかったのもつかの間、帰っ …

今日の認知症父は私の事は忘れても昔の記憶は鮮明でした。

  4日ぶりに施設の父に面会に行って来ました。 父との面会は、分厚いビニールのカーテン越しで15分間。それでも姿が見えて声も聞こえるので嬉しいです。 私を見ても、「お宅は誰かな?」と娘という …

認知症父の施設での幸せな様子がたまらなく嬉しい娘です。

父の3回目のワクチン接種の問診票を書きに、施設に行って来ました。 今はコロナで面会出来ませんが、父は元気にしているという事でした。 そしてなんと、対応して下さった職員の方が、偶然にも父の故郷の近くの出 …

認知症父の自宅介護を活かせるお手伝い。

  木曜日は、70代80代のお宅に、介護保険ではまかないきれないお手伝いをしに行く日です。今日も行ってきました。 このお手伝いを始めて初めて、老いて自宅で過ごしていても、生活するにあたり介護 …


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ブログ運営者

こんにちは。 minoriと申します。 最近、心も体も丸くなってきた アラフィフおひとり様です。 どうぞよろしく! 詳しくはコチラをご覧ください  

介護日記まとめ

アーカイブ