柔らかく楽しく生きる。

50代おひとり様が、小さな暮らしの中でささやかながらも楽しく暮らす日常を綴っています。

父の認知症

ゴミ箱に捨てられたパソコン。

投稿日:

 

うーん(;’∀’)わかっちゃいるけど泣けてくる。

認知症で、しかも長谷川式テストで低い点数の親をお世話するって、

まるで異次元の世界でもがいているような感じです。

 

昨日は、私のパソコンが台所のゴミ箱に捨ててありましたよ。

いつも父の傍でパソコンを開いているので、

パソコンは私の大事なものだと認識しているだろうと思い、テーブルの上に置いて外出したんですね。

1時間程して帰ってみると、ノートパソコンが台所のゴミ箱に入ってる。

しかも、バナナの皮が上から捨ててある状態で。^^;

ヒィー!!って声がでました。

 

いつも、父はこのゴミ箱が溜まると、近くのやぶにちり箱ごと持って捨てにいくのです。

パソコンが捨てられる前に私が帰ってきて良かったぁ~。と胸をなでおろしました。

ふぅ。心臓に悪いわぁ・・・。^^;

このパソコン事件は午後の出来事。

 

朝は、私が実家に到着すると、居間に置いてある大きな鏡を外に持ち出しているところでした。

この鏡↓

 

「この鏡どうするの?」と聞くと、「要らんから、石で叩き割ってから捨てに行く」との返事。

何でも捨てる父は、朝から鏡が目障りで仕方ない様子。

「これはお母さんの形見だから残しておいてね。」と言い、私が部屋に持って上がりましたが、

しばらくすると、また持ち出そうとする父。

こうやって私の目を盗んで下ろしている。↓

 

昨日の朝は、これを何回も繰り返してとても疲れました。

一昨日は、朝作った味噌汁を、2時間後にはやぶに捨てられたし。

 

そして今朝。

9時前に実家に行くと、実家の前の道路に鍋を持った父がいました。^^;

慌てて車を止めて、父に駆け寄り、

「おはよう!ところでそのお鍋どうするの?」と聞くと、

「腐ってるから捨てるところじゃよ。」と。

なんでよ、お父さん!それは、昨日私が帰る前に明日のお昼食べようと思って作っておいたカレーじゃないの!

ばかーーーー!!!

と言いたいのをぐっとこらえ、

「それは、きのう私が作ったカレーよ。お昼に食べようね。」と納得させ無事持って帰りました。

そして、家の中に入り、台所を見渡すと、カレーと一緒に作り置きしていたみそ汁は、

すでに捨てられていました。

最初にみそ汁をやぶに捨てて、次にカレーを捨てに行くところだったのでしょうね。

こうやって書いていても結局は無駄に終わりました。><

1度、作り置きをしたおかずを捨てていなかったので、今回再挑戦してみたけれどやはりダメでしたね。

 

仕方ないね。(もう慣れっこ)と思い、新しく味噌汁作ろうと冷蔵庫を開けると、

冷蔵庫の中の具材が全部無くなっていましたよ。冗談でしょう???

料理をするときに便利なように、それぞれの具材を切って、ジッパー袋に小分けしていたのに、それが全部捨ててありました。ささみの切り身も魚の味噌漬けも何もかも・・・。

ゴミ箱を探ると、ピーマンも捨ててありました。それも丸ごと3個。

 

私の努力は報われない。><

認知症だから仕方ない。><

お父さんのばか!!

施設に入れちゃうぞ!!

しばらくこんな気持ちがグルグル頭をよぎりましたよ。

 

わかっちゃいるんです。父は認知症だって。

それもかなり進んだ認知症。

わかっちゃいるけれど、今日はちょっとだけ涙がでました。^^;

 

ほら、ゴミ箱からピーマンが出て来たよ。と父に言ってみました。

さあ、父はなんて言ったでしょうか?

「おお!りっぱな掘りだし物がでてきたなぁ。でかしたぞ!」でした。

ハイハイ。^^;

 

殆ど解らなくなっている父に優しくしてあげられるのは私だけ。

そう思い直して今日も後半戦を頑張ります。

 

今日も話を聞いて頂きありがとうございました。

にほんブログ村 その他生活ブログ 節約・節約術へにほんブログ村 ライフスタイルブログ 小さな暮らしへ にほんブログ村 シニア日記ブログへ

↑お手数ですがクリックして頂けると嬉しいです↑

↓こちらもぜひよろしくお願いします↓
PVアクセスランキング にほんブログ村

柔らかく楽しく生きる - にほんブログ村

-父の認知症
-,

執筆者:

関連記事

父にはやってあげられなかった病院付き添いをして思う事。

  ご近所で一人暮らしの高齢者の方が、一人でコロナワクチン接種に行くと言うので、接種する病院も近いし、付き添いとして一緒に行ってきました。 80代後半のこの方は、耳も遠いし、最近まで入院して …

父が私を思い出せない時間が増えました。

今朝、父が私の事を忘れました。 台所に立っている私と目が合った時に、きょとんとした顔をして、 「朝早くから来てもらってご苦労かけますなぁ。」と父から頭を下げられました。 私を見てもよその人と思っている …

認知症親のひとり介護3ヶ月に入って思う事

  休みなし1日12時間のひとり介護が3ヶ月目に入りました。 今年の夏は、猛暑でしたので、クーラーも扇風機もその使い方を忘れてしまった父を、一人にすると熱中症になるかもしれない不安から、朝か …

認知症と思って諦めてはいるけれど

  認知症の父は、庭に咲いている花が目障りだったらしく、 私が昼寝をしている間に、ばっさばっさと切り刻んでいました。   先日までは、花に蝶がとまるのを居間から見ながら、 2人で「 …

トイレと廊下に敷き詰めた尿漏れ対策は後始末5分の大正解でした。

朝の6時に、「これはいかんなあ。よいこらしょ」と言って父がトイレのドアを開ける音がしました。 あ~、今日も垂れ流しなんだろうな。といつものように落胆したあとすぐに、「あっ!そうだ!シートしたんだった! …


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ブログ運営者

こんにちは。 minoriと申します。 最近、心も体も丸くなってきた アラフィフおひとり様です。 どうぞよろしく! 詳しくはコチラをご覧ください  

介護日記まとめ