息子を妊娠中の19年前、
寝たきりの状態で
帝王切開と子宮筋腫と子宮摘出の手術の日を待っていた時の事です。
3ヶ月半の入院生活の中、色々な事が起こり、
帝王切開と子宮筋腫、子宮摘出の手術の日1週間前にストレスで高熱を出しました。
手術の日が決まっているので、解熱剤の点滴を打ちましたが、
入院の3ヶ月半の間、3種類の薬の点滴を毎日24時間休むことなく打ち続けていたので、
すでに私の身体は解熱剤が効きません。
高熱は手術の前日まで続きました。そんな私を見た元夫は、
「これは今までの君の罪を清算しているのだ」と言って、断食してお祈りすると言い残し、
出産するまで病院に来てくれませんでした。
3ヶ月半、ベッドに寝た切りでいろんな試練に耐えたのに、
まだ私には試練が襲うのか?と絶望で一杯の中、夢を見ました。
夢の中で広い芝の公園に男の子が自転車に乗って遊んでいます。
そこへ私がやってきて、「ごはんできたわよ~」と大きな声で呼んでいます。
青い長靴をはいて自転車に乗っている男の子がこちらを振り向いた時、
西日がまぶしくて手で西日をふさいだところで目が覚めました。
それから息子を出産し、5年の月日が流れたある日の日曜日。
5歳になった息子は、お姉ちゃん2人と自転車の練習中です。
私は家で夕飯の支度。
ご飯の準備が出来たので、家のすぐ傍にある大きな公園に子供達を呼びに行きました。
「ごはんできたわよ~」
「はーい」と振り向いた息子の顔には西日が当たっていました。
自転車に乗っている息子は青いトーマスの長靴を履いています。
アッ!!
その瞬間、あの時の夢を思い出しました。
夢に見た光景と全く同じ光景でした。
身体がふわっとするようなとても不思議な感覚でした。
なぜだか、息子が生まれた瞬間から
この子は、神様から預かった子供。
いつか神様に返した時に恥ずかしくないように育てなきゃ。
と思いながら育てていたんですよね。不思議ですけど。なぜか。
今朝、ふとこの夢の事を思い出し、息子の事を考えていると、元夫の事も思い出しました。
縁があってもその縁は最初から切れる人だったのだろうと
なぜだかふと思ったんですよね。
最初から縁が切れる人でも私にかけがえのない息子を産ませてくれたと。
生まれてくる前に息子の未来の姿を見せてくれた夢は、
もしかすると、ねじ曲がった宗教で私を苦しめた元夫の事を
死ぬまで恨まないようにと、仕組まれた夢なのかもしれませんね。
まだまだ、あのヒドイ仕打ちは許せませんがふとこんな風に思ったのでした。
今日も話を聞いて頂きありがとうございました。