いつも顔を出しに行く近所の88歳のご高齢の方から電話がありました。
「ちょっとお手伝いして欲しい事があるの。今少しお時間出来ないかしら?」と。
「すぐ、伺います!」
という事で、慌てて行ってみると、生協の宅配の冷凍食品が、冷凍庫の中に一杯になったらしく、私に食べて貰えないかという事でした。
有難い有難い。こんなにたくさん頂きました。
賞味期限はどれも来年まであります。
冷凍の魚あじの開きもあったので、今ここでおさかな焼きましょうか?とお聞きしましたが、同じものが冷凍庫に入っているから大丈夫よ。という事だったので、全部そのまま頂きました。
貰ってくれてありがとう。助かったわ。と言われたけれど、
いえいえ、私のほうこそこんなに頂いてありがとうです。
しばらく世間話をして玄関に行くと、オシャレなクロックスがありました。
オシャレなスリッパですね。というと、買ったけれど履きづらいとの事。1度も履いていないし、これも良かったら貰って頂けないかしら?という事で、こんなオシャレなクロックスも頂きました。
88歳なのに、まだヘルパーもデイサービスも利用せずに一人で頑張っていらしゃいます。
食べたい物を自分で選び、不足している物も自分で選べるなんて、素晴らしいなぁって思いながらお話を聞いています。
大きなお家に一人でお住いなのに、電気の交換や、ちょっとした不具合はどうしているのかしら?困った時のお電話は1度もないのですよね。
困った事はないかと、時々聞くけれど、いつも無いわ。と。
私としては、もっと困りごとの電話も気兼ねなくしてもらえるような存在になれたらな。と思うところです。
しかしですね、近所の方のお気持ちも解るんですよね。私も自分の子供にすら、心配してくれてありがとう、でも大丈夫よ、心配ないわってすぐ言っちゃいますからね。
ご近所のご高齢の方からしても他人の私には言えませんよね。
今日は、「私も一人暮らしだし、一人暮らしの日常の大変さが解るからいつでもお声かけて下さいね。」と何度も言って帰ってきました。^^
しかし、いつもこの方の言葉のチョイスは勉強になります。
余り物があるの、もらってくれない?ではなく、お手伝い(食べる事を)して欲しい事があるの。ですもの。なんてなんて素敵な言葉選びでしょうか。
距離を保ちながら、お互いの信頼関係を壊さないように、ずっと良い関係でいたいと思うご高齢のご近所さんとの話でした。
今日も話を聞いて頂きありがとうございました。
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