あの方は生きているかなぁ。と少し不安に思いながら25年ぶりに薄くなっている記憶を頼りに、ある人に逢いに行ってきました。
今回の再会は、捨てたはずの自分の過去なしでは得られなかった出会いでした。
その方は、私が35歳の時ピアノの発表会でゲストとして来て頂いた事のあるギタリスト。当時は50代でしたが、現在は80歳になっておられました。
まだ、ギターは弾かれていて、少し前も老人施設にボランティアで弾きに行ってきたとお話をして下さり、その音楽に対する情熱に感動しながら聞いていました。
こうして80歳になっても自分で奏でる音楽で誰かの心を癒している。尊敬しかないです。
2曲聞かせて頂きました。
クラシックギターの柔らかい音が響いて心地よかったです。
この方と初めて会い、ギターを聞かせていただいた時に、音色と技術に「この人プロ?」と思ったなぁ。なんて思い出しながら聞いていました。
あれから25年も経っているのに、心地よいギターの音色をまた聞く事ができて本当に感動でした。
またいつでも来てね。と奥様が言って下さいました。
もちろんです!これからは元気を頂きに時々伺わせて下さい。
過去を全部シャットアウトした私でしたが、この方との出会いは、紛れもない過去。
・現在68歳のギターマンで私をバンドに誘って下さった優しい声の優しい心の人と初めて会ったのも捨てたはずの過去で、
・今回の素敵なクラシックギターの方との最初の出会いも、またまた捨てたはずの過去。
どんなにもう過去は捨てたと思っていても、私の人生は過去なしでは繋がらないのだと、25年ぶりの再会で思ったのでした。
今日も話を聞いて頂きありがとうございました。
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