柔らかく楽しく生きる。

50代おひとり様が、小さな暮らしの中でささやかながらも楽しく暮らす日常を綴っています。

中国での暮らし

急に寒くなると思い出す中国での暮らし。

投稿日:

 

毎年急に寒くなると、中国の暮らしを思い出します。

夜は暑くてへそ出して寝ていたのに、朝起きると寒い。窓から外を見ると、昨日まで夏服だったのに、ダウンを着ている人だらけ。

丁度今頃の季節でした。懐かしいですね。

そして、思い出すのは犬鍋の事。

どこかの記事でも書いたような気がしますが、住んでいた地方ではまだ犬鍋を食べる習慣があり、(犬鍋は身体が温まるらしい)現地の知り合いに食事に招待されるたびに、犬鍋だったらどうしようとヒヤヒヤしていた事が懐かしいです。

私達は家でヒーターをつけていましたが、現地の人たちの家の中は、それは寒くて部屋の中でもダウンを重ねて着ていましたね。

そんな寒い家の中で暖まる料理が犬鍋だと言っていました。

 

1度、息子と近所の市場に行くと、頭の無い、皮が剝がされた動物がコロンと床に転がり売られていました。食料用の犬だとすぐに解りました。

私はそんなもの初めて見たので足が震えてしまって、興味津々で見ている息子の手を引っ張ってその場を離れた事がありました。^^;

 

その地方のトイレはマンションでもまだ丸い大きな穴があいたトイレでした。(私達が住んだ部屋は外国人貸出用として別に水洗トイレがありました)なぜ、マンションにも大きな丸い穴のトイレかと言うと、動物をそのトイレで絞める時に便利だからだということでしたね。

時々、夜中に動物が泣き叫ぶ声が聞こえていた意味がしばらくして解りました。あれは家のトイレで絞められていたのでしょうね。

 

外国から来た知り合いも言っていました。昨日までいた近所の犬が、夜中の叫び声と共にいなくなったって。^^;
きっと、トイレで絞めて食べたのよって。^^;

 

寒くなると、スーパーにも市場にも子牛の頭や、子羊の頭、ロバや犬が売られていて、生臭い中を息を止めて買い物していたのが懐かしいです。

1度だけ、市場でたらいに入った大きな食用カエルと目が合い、目を離す事が出来ずに突っ立っている私に、その大きな食用カエルが跳んできたこともあります。

まるでお笑い芸人の体当たりレポートみたいですよね。^^;

 

そうそう、冬は市場で売られていた、その当時日本円で一杯10円程の温かい豆乳を良く飲んでいました。市場の外に出ても生臭いので息を止めて豆乳を飲んで温まっていた事も懐かしいです。

 

今日みたいに急に寒くなると、10年前の事なのに、初めて経験した中国でのこんな生活を思い出して懐かしくなります。

色んな意味で息子と私は強くたくましく成長させてもらった有難い経験でした。

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  1. スズキエリ より:

    みのりさんの面白い話で私もイロイロ思い出しました、20世紀最後の頃北京に住んでました、庶民の市場に行くと中国人の食べ物のこだわり、面白かったなあ、カゴの中の生きた鶏首を落とし脱水機みたいのに入れ熱湯かけ、あっという間に毛が無くなり丸鶏に、鶏は新鮮が命だそう、焼肉屋の鉄板の上には生きたスッポンが熱さに手足バタバタ、若い娘が食べてる!肉屋の常温のガラスショーケースの中にはハエがブンブン、店員さんが平気で殺虫スプレーかける、あ〜ビックリ!懐かしいなあ、三年前ツアーで行きましたが、もう影も形もなかった、夢のようです、浦島太郎になった気分でした。

    • minori より:

      スズキエリさん、初めまして。コメントありがとうございます!
      こちらこそおもしろい話を聞かせて頂いて嬉しいです。20世紀最後の頃に北京に住んでいらしたんですね!私は2003年~2010年まで毎年年に2週間程北京で過ごしていたので、読んでいて北京の様子が懐かしかったです。私もハエブンブンの中食べていました。笑 1度は半分食べた料理の中から大きな銀ハエ(便所バエ)が出てきた事ありました。^^;要らないと言うのに作り直すから待ってな。と言われて新しく出された料理にもハエが入っていて。。。、^^;ホント懐かしいです。こんな情景も北京オリンピックと共に消えてしまいましたね。北京の裏通りが大好きでした。そうそう、北京駅での1元オバサンってご存知ですか?「電車に乗るのに1元足りないの。」と言って1元を恵んで貰うのが仕事のおばさん。最初は気付かなかったのですが、いつも北京駅に行くといるのでそれが仕事だとしりました。たかりで生計なんて人、初めて見て、すごいなぁ。と感心したものでした。笑
      懐かしいですね。また色々と教えてくださいね。
      これからもよろしくお願いいたします。みのり。

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