柔らかく楽しく生きる。

50代おひとり様が、小さな暮らしの中でささやかながらも楽しく暮らす日常を綴っています。

子供達の事

優しい紅茶ケーキを食べて涙がとまった経験から学んだ事。

投稿日:

 

20年前、私の心をふわっと優しく包んだ息子さんのお母様と会いました。

その息子さんの作ってくれたケーキのおかげで、私は前向きになれたし、子供達を、手作りの料理が一番だと信じて育てる事ができたんです。

そんな私にしてくれたキッカケをくれた息子さんへのお礼が20年越しにお母様にいえました。

 

話をまとめると、

・20年前、赤ん坊の息子を抱いて知り合いの家に逃げた。

・悩みを打ち明けられなくて、私は話の途中で言葉に詰まって泣いた。

・そこの息子さんが泣いている私にケーキを作ってくれた。

・手作りの紅茶のケーキが泣いていた心を柔らかく包んでくれた。

・涙がとまった。美味しい食べ物で気持ちが前向きになれた。

という経験があるんです。

 

何も言えない、だけど心の中は辛さで張り裂けそうだった私は、アールグレーの香りがする紅茶ケーキを1口食べた瞬間、

美味しさで心がふわ~として、涙が止まったんです。

心のこもった美味しい物を食べて、涙が止まるという今まで経験した事のない経験をしたんですよね。

 

この経験を活かして、私は子供達3人を育てていく中で、子供が、親には話せない大変そうな時、一人で悩んでいそうな時、子供の好きな食べ物を精一杯心を込めて作り、美味しい物で心を満たして元気になってもらう作戦を実践してきました。

今日は何かあったの?
元気ないけどどうしたの?
何でもはなしてごらん

・・・と、あれこれ聞く前に、まず「君の好きなものたくさん作ったよ。さあ、食べよう!」という作戦です。

 

私が、私の為に作ってもらった紅茶ケーキを食べて、なぜか解らないけれど嬉しく元気になったように、
子供達も、特別に自分の為にだけに作られた自分の好物の料理で、元気になった事があったならば、嬉しい限りです。(本人たちに聞いたことがないので解らないですが。^^;)

あの20年前に、涙が止まった紅茶ケーキのおかげで、私は子供達との距離も学んだような気がします。

そんな私の子育てを変えてくれた息子さんのお母様に、「ありがとう」がいえた事、そして、息子さんのその後が聞けた事、今日はとても嬉しい日でした。
  

今日も話を聞いて頂きありがとうございました。

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