柔らかく楽しく生きる。

50代おひとり様が、小さな暮らしの中でささやかながらも楽しく暮らす日常を綴っています。

不審者の事 子供達の事 宗教離婚

心の深い傷が浅くなったのを実感した日に思う娘の事。

投稿日:

 

今住んでいるビル、実は住むのは2度目なんです。

辛い事が詰まった大嫌いなビルにも関わらずです。^^;

 

不審者から逃げるため緊急物件探しでしたので、

すぐに住める安い家賃の物件がここしか無かったのと、

大学受験前の息子に少しでもお金を残したかったので、

お金の節約の為という理由で2度目もここに決めました。

 

前回住んでいた時の家族構成は、12歳、10歳、0歳の子供と夫婦。

家族5人でよくこんな狭いところに住んでいたと思います。

それはいいとして、時々同じこの部屋にいて思い出す事があるんですよね。

 

それは、蹴られて教会に逃げた事。

 

あの日は日曜日でした。

夫が教会に行く前に、

「サタンに操られている君の事をお祈りしてくる。」といったんですよね。

いつもいつも私の事をそういう目でみる夫とその日も口論になりました。

そして、口論になった時は必ず、「息子を連れて自分の国に帰る。」って言ってたんですよね。

その日も、同じでしたが、1つだけ違いました。

夫が息子を抱っこしながら「2度と戻って来ない。」と言ったんです。

「息子を連れて自分の国に帰る。そして2度と戻ってこない」と。

 

私は当時、元夫の国に行ったこともないし、住所も知りませんでした。

息子を連れて帰られたら、探しようがありません。

2度と息子に逢えなくなる。その恐怖で、元夫に抱っこされている細い小さな息子の足を掴みました。

息子に触るな!離れろ!いう元夫の声を無視して掴み続けました。

「5数える間に手を離さなければ、蹴とばすぞ!」

このまま外国に連れて行かれたら2度と会えない恐怖で手を離すなんて出来る訳がありません。

結局5数えられて、私は5ヶ月前に手術して縫ったばかりの

手術跡がまだ赤いお腹を28㎝の足で思いっきり蹴られたのでした。

 

蹴られて吹っ飛んで、押入れの真ん中の板の角で背中を強く打ち、倒れ込んだんですよね。

でも、息子が連れていかれちゃうという恐怖で、すぐにまた息子の足を掴んだんです。

で、また思いっきり蹴とばされ、押入れの板で背中を強く打ちました。

2度目は背中が折れたかと思う程痛かったのを覚えています。

 

夫が、うずくまる私に近づき、かがんで私の顔を覗き込んだその一瞬のすきに、

私は息子を奪い取り、裸足で玄関を飛び出し、教会に逃げました。

丁度礼拝が終わったところでした。

恐怖で固まった指が、息子のチャイルドシートを外す事ができなくて泣いているところへ、

牧師が私の姿を見つけてくれ、安堵して泣き崩れた事を思い出します。

今から20年前の事。

 

そんな事があった同じ間取りで、今また生活している私。^^;

なんの縁なのでしょうか?^^;

住めば都で、昔を思い出さなければ今は自分の落ち着く居場所です。

しかし、あの時の事を急に思い出すと、蹴られた手術跡が痛むのですよ。

痛みは精神的なもの。うずくのです。本当に不思議です。

 

しかし先日は、蹴とばされ吹っ飛んだ部屋の端から端を見ながら、

こんなに吹っ飛んだんだなぁとボーっと思い出すだけで、傷跡は痛みませんでした。

これ、嬉しかったですね。

 

こうして少しずつ嫌な事を忘れていって、子供との楽しかった事だけ思い出せればここで第二の人生を楽しくすごせるはず。

 

長女、息子はこの事を知りませんが、次女は知っていて苦しみました。

離婚を打ち明けた時の娘のうれし涙が目に焼き付いています。

 

ここに決めてここに住んでいる私の事をどう思っているのでしょう?

次女も私のように少しずつ忘れてくれますように・・・。

心の深い傷として残りませんように・・・。

次女も心の傷が浅くなっていますように・・・。

 

自分の深い心の傷が浅くなったのを実感した日に、次女の心の傷が気になった私でした。

 

今日も話を聞いて頂きありがとうございました。

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