柔らかく楽しく生きる。

50代おひとり様が、小さな暮らしの中でささやかながらも楽しく暮らす日常を綴っています。

認知症の父と私

認知症父が搬送拒否された時を思い出します。

投稿日:

 

テレビをつけると、コロナ感染患者の搬送先が無い現実が流れ、胸が締め付けられます。

搬送先が見つからず、患者と家族が自宅で大変な思いをして過ごしている映像や、お年寄りが一人で自宅で耐えている姿をみると、

以前、自宅でひとり介護をしていた時の事を思い出します。

 

・痛がる認知症父の事で悩みに悩んで救急車を呼んだけれど、認知症という事で病院から搬送拒否された事や、

・介護タクシーのストレッチャーに乗せて、やっとの思いでかかりつけの病院に連れて行ったのに、「ごめんね。認知症患者を入院させる病院は宮崎にはないんだよね。」と、

あっさり言われ、頭を抱えて涙をこらえた事を思い出します。

 

父の場合は、明日の命に関わるような病気ではなかったのでまだよかったですが、コロナの場合は明日の命の保証もないような切羽詰まった患者さんなのに、搬送先がないと告げられる不安。どれだけ不安でしょうか。

 

そして、そんな映像をテレビで見ると、私の中でトラウマになっている搬送拒否されたあの1時間程の時間を思い出します。

救急隊員の方から、あと1件だけありますから、そこに今から連絡してみますが、そこがダメなら搬送先はもう無いと思って下さい。と言われ、祈るように病院に連絡してくれ、「認知症患者は受け入れていません」と最後の望みを絶たれた時のあの絶望感・・・。

 

入院が必要な全てのコロナ患者の方が、搬送先が見つかりますように。
冗談じゃないわ。って思います。

 

関連記事⇒悩んで119番しても認知症患者は搬送先見つからず。

  今日も話を聞いて頂きありがとうございました。

にほんブログ村 その他生活ブログ 節約・節約術へにほんブログ村 ライフスタイルブログ 小さな暮らしへ にほんブログ村 シニア日記ブログへ

↑お手数ですがクリックして頂けると嬉しいです↑

↓こちらもぜひよろしくお願いします↓
PVアクセスランキング にほんブログ村

柔らかく楽しく生きる - にほんブログ村

-認知症の父と私
-

執筆者:

関連記事

腹も立てずに優しく寄り添えた日。

今日は認知症父のデイサービスの日でした。 デイサービスと言っても、私が連れて行きお風呂に入ってご飯を食べるだけ。 すぐに帰ってきます。 週に1度たった4時間なのに、父はいつも「命からがら戻ってまいりま …

今日の介護は疲れた。

今日は久しぶりに認知症父に手を焼きました。つかれたので、スマホに記録している介護記録をコピーします。^^; 朝台所に濡れたズボンが脱ぎ捨ててあった。紙パンツはどうした?肝心な時にはいつも履いていない。 …

夜中に逆さまでおしっこまみれという光景。

  認知症親のひとり自宅介護 今日も嵐のような一日が終わろうとしています。と書きたいところですが、 認知症父の場合はこれから先の夜中からが本番です。 家にいながら、毎日施設で夜勤を担当してい …

自分の望む死に方が出来ない父を見て思う事。

今日は入院している父の洗たく物を受け取りと、承諾書を書きに病院に行って来ました。 腕から栄養の点滴を入れていた父ですが、最近血管が細くなり点滴の針がさしにくくなった事で、太い血管から点滴を入れる処置の …

認知症介護。悩みに悩んだ末の決断です。

実家に引っ越す事を決断して数日が経ちました。 父との同居が嫌で仕方なく、気分が悪くなり鼻からコーヒーが出たり、胃もたれで何も食べられなくなったりと随分悩みましたが、今回は少しの胃もたれで済んでいます。 …


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ブログ運営者

こんにちは。 minoriと申します。 最近、心も体も丸くなってきた アラフィフおひとり様です。 どうぞよろしく! 詳しくはコチラをご覧ください  

介護日記まとめ