握る力の弱くなった高齢者には、重い陶器の食器は酷ですね。
来月90歳になる父は、しょっちゅう食器を割ってしまいます。
握る力の弱くなった高齢者には、
握りやすくてそして軽い食器が理想ですね。
今まで使っていた急須にヒビが入って割れたので、
またダイソーに行って急須を買ってきました。
今度買ってきた急須は、軽くて握るところの穴が大きくてしっかり握れるので父も使いやすそうです。中に深い網もついています。
何個か100均で急須を買いましたが、これが一番使いやすそうです。
400円なので、割れても惜しくはありませんしね。
でも本当は、急須も陶器ではなくて割れない素材のが欲しいところです。
父は、流しに持って行きすすぐだけなのに、どうしてこんなところにぶつけるの?というような場所に急須をぶつけてヒビを入れたりします。
手に力が入らないのでしょうね。
カーンとぶつける音がして、「あーー。これはヒビが入ったな。」と思うと必ずヒビが入っているので買い替える事になります。
とにかく握力が無くなりました。
ご飯中も、お茶碗も汁の椀も持たなくなりました。
力が弱くなり、落としてしまう事を心配しているそんな感じです。
持とうとすると指が震えているので、実際は持ちたくても持てないのかもしれません。
汁をこぼす回数が増えた時、ご飯の時はランチョンマットをやめて、ハンドタオルをランチョンマットの代わりに敷くようにしました。
これだと、汁物をこぼしても、吸収力があるので後かたずけが楽です。
本人も気まずい思いをせずに済むのではないかと思います。
お茶のお供のお菓子も、小さい袋に入っているものは、握力がなくて一人では袋が破けないので、極力避けます。
しかしそういうお菓子を買った時は、近くにハサミを置いてあげます。私が留守をした時にハサミを用意するのを忘れた時は食べていないですね。
実家には祖母が使っていた介護用スプーンがあります。
私がそれを使って食べても勝手悪いのに、父には便利そうです。
1年前は、なんだか変な感じね。とお互い言っていたのに、今は父にとって口に持っていきやすいスプーンのようです。
手の力が無くても口に運びやすいのかな?多分そうだと思います。
食べる事だけが楽しみな後期高齢者の父ですが、その楽しみも体力と握力の限界と戦いながらの楽しみなんですよね。
可哀そうだなと思います。
歳を取る。超高齢者として生きる。
生易しい事では無いことは確かですね。
楽しく長生きするには、筋力を鍛えよ。
日々の父の姿がそう教えてくれているようです。
今日も話を聞いて頂きありがとうございました。
↑お手数ですがクリックして頂けると嬉しいです↑