今日は一日雨の予報。父は気圧の関係で耳鳴りがひどいらしく
朝から滅入っていました。
病院は今日は開いているかい?と何度も聞く父。
でも、父の耳鳴りは病院にいってもどうしようもないのです。
自分で気を紛らわして耳鳴りから気をそらすしか方法がないんですよね。
可哀そうに困ったなぁ。と思いながら、気休めになればと思いYouTubeで昔の歌を検索してみました。
父に、「からたちの花」知ってる?と聞くと、それは北原白秋じゃのう。と嬉しそうにいうので、
一緒にユーチューブで歌を聴きました。
聴くうちに父の目から涙がこぼれて、それを見た私も胸が熱くなって、二人でティッシュの取り合いでした。
曲が終わると、父が、「この道はいつか来た道」も聴けるのかい?というので、この曲も2人で聴いて泣きました。
お昼ご飯の焼うどんを頬張りながら。^^;
父の感動っぷりを見ながら、「私、老人ホームで歌うたおうかな?」と言うと、父が喜んでいました。
お前の歌でみんな長生きするはずじゃ、って。笑
わたしは元々声楽専攻。ずっと歌を忘れていたけれど、久しぶりに誰かのために歌いたくなりました。
父も懐かしい曲を聴いて心が落ち着いたと言って、今お昼寝中です。
以前、「月の砂漠」を聴かせた時に、妄想が激しくなり昔と今の区別がつかなくなって大変だったので、しばらく昔の歌を聞かせてなかったんですよね。
少し反省です。
しかし、今はいつでもこうしてほとんどの曲をユーチューブで聴くことが出来てありがたいです。
父に、良い時代におじいちゃんになったね。と冗談まじりに私が言うと、笑ってました。
有難い事に、昼寝をするときには、耳鳴りの事を口にしませんでした。
きっと北原白秋の優しい歌詞と安定剤のような美しいメロディーが、耳鳴りを抑えてくれたのでしょうね。
父の様子を見ていた私は、本気でホームで歌のボランティアを考えたのでした。
今日も話を聞いて頂きありがとうございました。
今日も、すばらしい親孝行をされましたね。
石神井翻訳亭さん、こんばんは。
YouTubeというものがあるおかげで、
親孝行みたいなまね事ができています。
89歳の父にとっては、不思議な物みたいですが・・・。^^