昔の知り合いから10年ぶりに電話がありました。
大事な要件の電話が掛かってくる事になっていたので、てっきりその電話かと思ってでたのでした。
私からは電話番号を消去していたけれど、相手は残しておいてくれたのですね。
過去の事には触れられたくない私なので、相手が名前を名乗った時は正直戸惑いました。ご主人はお元気?と聞かれたので、別れたよ。というと、相手の顔が見えるようなびっくりした声で、「あんなに優しそうなご主人だったのになぜ?ねえ、なぜ?」と。
ほらね、やっぱりね。
だから昔の知り合いとはもう付き合いをしたくない。
新しい自分になったのに、いつまでも聞かないで欲しいとすごく思いました。
まだ本当は傷は癒されていない。
だけど、家族の為に癒されたふりをして元気なふりをしているだけだから、誰も構わないで。そっとしておいてと思う。
「過去は捨てたから忘れた。」と答えました。
ごめんね、気付いてあげられなくて。と相手が言ってくれました。
それなのに、会話のあちこちにさぐりが入ります。私にだけは打ち明けてくれたら相談に乗れたのに。と言ってくれましたが、
誰にも言えるような事ではなかったの。だから誰にも言えなかったの。でももう終わった事だから聞かないで。と私も答えました。
昔の私達夫婦の事を知る知り合いと話す事が、どれだけ苦痛かまだこんなに心が傷つくものなのかと、自分の心の弱さにびっくりしました。
私は、まだ人間不信で自分の殻に閉じこもった弱い人間でした。
人は徹底的に傷められると、何をもって前向きに生きて行けるようになるのでしょう。
こんな過去捨てたいのに、いつまでもついてくる。
電話番号変えたら過去も捨てられるかな?
強くなりたいのに、強くなったつもりでいたのに、1本の電話でまた過去に引き戻されていく弱い私です。
今日も話を聞いて頂きありがとうございました。
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