柔らかく楽しく生きる。

50代おひとり様が、小さな暮らしの中でささやかながらも楽しく暮らす日常を綴っています。

父の認知症 高齢の父の事

認知症で変わっていく父を傍で見て思う事。

投稿日:

 

だんだんと日常を忘れる事が多くなった父です。

昨日の私は朝早く7時頃に実家に行きました。

いつもより1時間も早く行ったのは、なんとなくそのほうが良い気がしたから。

案の定、父は起きていて、玄関を開けると台所からガスをカチャカチャ回す音が聞こえてきました。

元栓を必ず締めるクセをつけているので、元栓を開けないままガスをつけようとしているところでした。

 

「おはよう。早起きだね。」と言うと、安心した顔で、変わりはないかい?と聞いてきました。

お湯を沸かすのを父とバトンタッチしてお茶の準備をしようと急須のふたを開けると、ぬるいお湯の中に何かの草が入っていました。草を匂っても何のにおいもしなかったけれど、多分庭に生えているヨモギだと思います。

 

お茶の葉が置いてある場所を忘れたのでしょう。それで乾燥してお茶にするのが好きだったヨモギの葉を思い出して、庭に出て摘んできて急須にいれたのでしょうね。

朝起きてお茶を飲もうとしたけれど、

•お茶の葉が置いてあるところを忘れてしまった。

•庭のよもぎを思い出して急須にいれてみた。

•熱いお湯を入れようとガスをひねったけれどつけ方を忘れてしまった。

•仕方なく前日に沸かしたポットのお湯を急須に入れてみた。

こんなところでしょう。

 

一生懸命生きている父に朝から涙が出そうになりました。

いつもより早く来て良かったです。

 

父をこたつに誘って部屋をあたたかくして、濃い美味しいいつものお茶を2人で飲みました。

 

朝ごはんを作ってこたつで向かい合わせで食べていると、父が「昨日は故郷に行って、山をいくつも登って疲れたよ」と言い出しました。

「昔通った峠をいくつも越えて、御大師様に久しぶりに挨拶をしてきた」とニコニコして嬉しそうに話だしました。

 

最近はよく昔の夢を見ているようで、特にふるさとで山登りをした夢を見ています。

いつもなら、「お父さん、それは夢でしょう?昨日は家にいたよ。」と夢だと教えていましたが、いつも夢だよと聞いた父の顔がシュンとなり、あれが夢?と困った顔になっていました。

 

だから今回は、「へぇ!すごいね!峠を越えたんだ。で、どうだった?両親や兄弟はみんな元気だった?」と聞いてみました。

 

すると、予想をはるかに超えた笑顔で、みな元気じゃったぞ。と言いながら現実と思っている夢の話をしはじめました。そして

「お前もつれていってあげたら良かったな」というので、「もっと暖かくなったらみんなで行こうね」と私が言うと満足そうな顔をしてのり巻きとお味噌汁をお代わりするほど、調子が良かったです。

いつも父から認知症の人に接するコツを教わります。

今回の件でも思いました。認知症の人の言っている事をいちいちそれは違うと正しい事を教えてあげなくても、そのままの方が良い事が多いと。

 

父が日々変わっていくのを見るのはやはり辛いですが、その時の父を新しい性格の父だと思って合わせていくと、認知症で変わっていく父の事をそんなに可哀そうだと思わずに済みます。

 

父がもっともっと認知症が進み、私が実家で面倒をみてあげられなくなるまで、出来ない事も夢の事も笑顔で寄り添えたら。

それが出来たら本当は理想です。

 

今日も話を聞いて頂きありがとうございました。

にほんブログ村 その他生活ブログ 節約・節約術へにほんブログ村 ライフスタイルブログ 小さな暮らしへ にほんブログ村 シニア日記ブログへ

↑お手数ですがクリックして頂けると嬉しいです↑
PVアクセスランキング にほんブログ村

 

-父の認知症, 高齢の父の事
-

執筆者:

関連記事

子育てで学んだ事が認知症の父のお世話に役立っていると感じます。

  初めての子供が産まれる前に、子供を育てた人が書いた一冊の本を読みました。 たくさん良い事が書いてありましたが、   •お腹の赤ちゃんにいつも話しかけるといいこと。 •子供の行動 …

認知症父の身の回りを改善しまくりました。

  明け方の4時半、父が唸っていたので部屋に行ってみると、ベッドから起き上がれなくて唸っていました。 そこで、私が背中を押してあげて立たせトイレに誘導。床が濡れませんでした。 次は8時。私が …

「覚書き」を書いた去年の私に伝えたい本音の一行。

パソコンの整理をしていると、 メモ帳に「来年は絶対にやらない事 覚書き」という見出しの、やらない事リストが書いてありました。><   ■来年はやらない事。覚書き■ 来年の夏、お父 …

そっとお小遣いを手渡す父の顔や姿が懐かしい。

  生協から送った手作りおかずのクール宅急便が、無事札幌の長女宅に届きました。 飛行機で、たった2日で届くなんて本当にありがたいクール便です。 今、札幌は日中の室内が30度あるし、母乳飲ませ …

大切な家族だから張り切ってしまうのもどうかと考えさせられました。

  今朝、5時半にソファーの上で目が覚めました。 ゆうべパソコンの電源も部屋の電気もつけたままで寝てしまったようです。 それもそのはず。 昨日は父のお世話でもう勘弁してください。という程疲れ …


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ブログ運営者

こんにちは。 minoriと申します。 最近、心も体も丸くなってきた アラフィフおひとり様です。 どうぞよろしく! 詳しくはコチラをご覧ください  

介護日記まとめ