柔らかく楽しく生きる。

50代おひとり様が、小さな暮らしの中でささやかながらも楽しく暮らす日常を綴っています。

自分の事

一人で頑張ってきたのではないと気付くまでの長い道のり。

投稿日:

 

昨日、もう2度と行かないと思っていた教会に行きました。

そこで約20数年前、
私が30代後半の頃に出会った優しい方達に再会する事ができました。

そこは賛美歌が歌いたくて元夫と通った教会。

2人の共通の知り合いばかりなので、
離婚後私にとっては、とても行くことが出来ない
辛い場所だと一人で勝手に思い込んでいました。

理由は

•教会の人たちは皆元夫を良い人だと思っているはず。

•元夫のその後の事を私に聞くだろう。

•上記の事から絶対に私が元夫の悪口を言ってはいけない。

•教会は元夫との辛い過去を思い出すだけの場所。

•こんな辛い思いをして行く理由はない。

と、こんな理由です。

離婚後の私にとって元夫との共通の知り合いだらけの教会は、
考えただけで気分が重くなるだけの場所と思い込み、存在を封印していました。

しかし、最近心境に変化があり、賛美歌を思い出したり、
時々教会の事を考えるようになったんですよね。

この心境の変化は、認知症の父の介護をするにあたり、
人間の幸せとは?を考えるようになったせいでもあるような気がします。

そして昨日、思い切って昔通っていた教会に行きました。

約20年前の顔がたくさんあって落ち着く場所でした。

 

息子の誕生を祝ってくださった方がまだたくさんいらっしゃって、
息子の現在の報告を笑顔で喜んでもらいました。

私達親子の事を、昔から気にかけて下さる方がこんなにもたくさんいる場所が私にはあったんだと、

どれほど嬉しくて安心した事か・・・。

元夫の事を聞かれたら嫌だとか、
私が元夫との辛かった話をしても誰も信じてはくれないだろうという事への恐れを
良い意味で見事に裏切られ、そんな取り越し苦労をしていたことがバカらしいほどでした。

誰も何も聞きません。詮索する人なんていない。そうよそんな人誰もいない。

息子がお腹にいる時からずっと私の事を知っている人が同じ場所にたくさんいて、
何もなかったように、お互いの事を喜び会える場所が
私にはある事を忘れていたなんて、今までなんてもったいない時間を
過ごしていたのかと思いました。

夫婦仲の良いふりをして夫の横で寄り添うふりをする辛さや、
普段の誰も知らない元夫の裏の顔を誰にも言えない苦痛が、
少しづつ私を教会から遠ざけていきました。

昨日、何事もなかったかのように私を優しく迎え入れてくれたたくさんの懐かしい顔を見て、故郷のような感じでした。

私は今まで、一人で苦難を乗り越えて頑張ってきたと思っていましたが、息子が生まれた時からの小さなキセキの積み重ねは、この懐かしい人たちのお祈りのおかげなんだと思いながら家に戻りました。

自分を飾らないし競わない。認め合い喜び合うだけ。

そんな空間に久しぶりに身を置いていると、なぜだか深いため息が何度もでました。

一人で頑張ってきたのではないと気付くまで長い道のりでしたが、

私は幸せなんだと思った昨日の出来事でした。

 

今日も話を聞いて頂きありがとうございました。

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