認知症の父と食事をするために、毎日実家で料理を作る私ですが、
昨日は久しぶりに肉を使った料理を作りました。
豚肉の生姜焼き。
(上の画像からは美味しさはみじんも感じられませんが^^;)
父に歌を歌いながら楽しい気持ちで作った生姜焼きが、思いのほか美味しく出来て、
自分で作っておきながら、なんて美味しいの!と言いながら食べているうちに、
父の為に作り、美味しく出来て嬉しいはずなのに、
父と向かい合わせに食べながら、心は子供のことばかり。
•生姜焼きは子供の為に良く作ったなぁ。とか
•大きな皿にドカーンと作ってもすぐに食べてしまってたなぁ。とか
•特に息子と2人暮らしの時は作りすぎて飽きられていたなぁ。とか、
•息子が大学生になり初めての帰省した日も生姜焼き作って、「松屋の生姜焼きより美味しい!」って言われて笑ったなぁ。とか・・・。
そして一番は、
•この美味しく出来た生姜焼きを子供達にたべさせたーい!
そんな事を思い出しながら食べていると、
子供の為に料理を作るって幸せな事だったんだと今更ながら気づかされて・・・。
子供って、学校から帰って玄関を閉めるなり、今日のご飯なに?って聞くでしょう?
あの瞬間が好きでしたね。
父には悪いけれど、父よりも子供達にこの生姜焼きを食べさせたいわ。と思いながら、
美味しくできた生姜焼きを父と向かい合わせで、心は子供達に向けて食べたのでした。^^;
みそ汁が美味しく出来ても子供達の事は思い出さないのに、
昔家族とワイワイ言いながら楽しく食べた料理は、味と共に子供達が浮かんでくる。
私が歳を取ったからでしょうか?
それとも、秋のせいでしょうか? 笑
なんだか食べさせたい相手が違う美味しく出来た生姜焼きでした。^^;
今日も話を聞いて頂きありがとうございました。
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