今回は、もしも断水したら~の為の水編をやってみました。
昨日ふと、17年ほど前の大型台風で断水し困った時の事を思い出したんです。
当時私は、実家から車で5分程の所に住んでいました。
自宅は1週間程で家の蛇口から水が出るようになったと記憶していますが、実家はそれからもしばらく水が出なかったんですよね。
両親は給水車まで行き水を確保していました。
今私はその実家に一人で住んでいます。
もし、災害が起きたらあの時のように、実家の蛇口から水が出なくなる事が簡単に想像できます。
という訳で、今回一日の食事をするのに最低どれくらいの水が必要か実験してみました。
「家には飲める水が2ℓのペットボトル1本しかない」
という想定で。
まず、朝起きて甘いコーヒーを1杯飲みました。水の量は170㎖。
次に10時頃、挽いたマメでコーヒーが飲みたくなり淹れました。
ついいつもの癖で、3回分淹れました。コーヒーが落ちるのを見ながら後悔です。^^;
この時点で水がここまで減りました。
危機感が全くないですね。
昼ご飯は、数日分の作り置きの味噌汁があり、それを使った雑炊にしました。
(この写真は先日のもの。大体こんな感じのを食べてます)
足りない具材は冷凍しておいた野菜を使ったので、料理に水は使わなかったけれど、
お茶を沸かしました。
これもいつもの癖で急須に並々入れてしまいそうになりました。いけないいけない。
昼ご飯の雑炊は油分がない分、洗い物に水が少なくて済みましたがすでに残りの水はこれだけです。
洗剤を使ったら完全に水が足りませんね。
たったこれだけの洗い物をするのに、ずいぶん頭を使いました。↓
そして夜ご飯。
作り置きのお味噌汁に肉と野菜の炒め。それにミカン。
もう少し作りたかったけれど、洗い物を増やしたくなくて止めました。
炒め物をした小さなフライパンを少しでも洗いやすくするために同じフライパンで味噌汁を沸かしました。
おかげで随分フライパンの油も取れたし、味噌汁も味にコクがでましたよ。
その後、そのフライパンは熱いうちにミカンの皮でふき取ってみました。
夜ご飯の盛り付けはこんな感じです。
・ラップを敷いておかずはご飯に乗せ、
・味噌汁は、冷蔵庫に入れておいた容器をまた使い回し、
・ちりめんじゃこは、お皿に入れると洗い物が増えるので、ご飯に直接乗せて、直接醤油をかけました。
残りの水全部使ってお茶を沸かしました。
ここで実験終了です。
最期の洗い物は出来ませんでした。
この実験は、食べる事だけの水量。
何をした訳でもないのに、結構水を使う事に驚きです。
台所で使う水は、風呂釜で貯めている水を使う訳にもいかないし、飲める水の確保の大切さが解りました。
今回の実験でこんな気持にもなりました。
本当の断水が長期に渡って起きた場合、
・風呂釜に水を溜めているからって、
・ペットボトルで水を沢山確保してあるからって言っても、
災害で断水になった時、家にある水が目減りしていくのを感じながらの生活って精神的にかなり苦しいだろうなと。
私の一日の食事に最低限必要な水は2ℓペットボトル1本では足りない。
近くに湧き水もないし、真夏はどうなるんだろう・・・。
そうそう、
普段良かれと思ってやっている炊いたお米や味噌汁を容器に入れた保存方法ですが、これだと洗い物で水が増えてしまう事が解りました。
昔中国で暮らしていた時に見た現地の人のように、味噌汁のような水分は、ビニール袋にいれて冷蔵する練習をしてみます。^^;
炊いたお米の保存も洗う水の量を考えると断然ラップですね。
それだったら、今日の昼の洗い物は、雑炊の鍋とレンゲだけで済んだはず。
まあ、本物の断水の時は、洗い物なんてしないか・・・。
少しでも飲み水を確保する方が大事ですもんね。
こんな暮らし1日で疲れました。
突然の時に投げやりな気持ちにならないように、少しずつ経験を積んでいけたらと思います。
とまあ、水だけの事でかなり疲れた1日でしたが、毎日何も考えずに使える水があるという事がどれほど有難いのかがよーく分かった一日でした。
今日も話を聞いて頂きありがとうございました。
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