思えば、去年までの私は2度目の再婚からずっと長い間対人恐怖症で、
離婚してからは対人恐怖症に引きこもりが加わり、
世間から忘れられる事がいかにホッとするか、
そんな暮らしをしていました。
そんな私でしたが、
認知症の親の介護が始まり引きこもっている訳にはいかなくなり、
家族以外の他人と話す事が増えてきて、最初は戸惑うばかりでした。
人と接触するとすごく疲れました。
自分の家族以外、どうしてもだめでした。
・・・が、最近はもう誰でもいい。
誰かと話したくて仕方ないようになってしまいました。
というのは、毎日毎日朝から晩まで
認知症で何も会話が成立しない父と会話しているから。
何か一言言ってしまうともう大変。
その一言から父の妄想が始まり手が付けられなくなる。
そんな会話を一日永遠と聞いては答えるを繰り返しているので、
誰でもいいからまともな話が出来る人と話がしたくて仕方なくなっているんですよね。
今日は、買い物をしていて、私の横でリンゴを品定めしているおばあさんに、
思わず声をかけてしまいました。^^;
「青森のリンゴだからどれもおいしそうですね」なんて。^^;
昨日は昔通っていた所に行き、人の輪の中に身を委ねて楽しく会話をする自分がいました。
もう、誰でもいいんです。
普通に会話できる人と普通におしゃべりがしたくて仕方ない。
先日は、娘と電話で喋りながら涙がでそうになったほど。
「会話が成立するって素晴らしいわ」と思わず口からでましたね。^^;
とにかく父の認知症の介護のおかげで、私は病院にも行かず、治療もせずに、
一生治らないだろうと思っていた対人恐怖症が治ったのは事実。
という訳で、
私の引きこもりで対人恐怖症はこんな形で治りました。
外に出るだけで心臓がバクバクして、他人と目が合うだけで呼吸が出来なくなるほどの
引きこもりで対人恐怖症だった私が人恋しいだなんて、
ウソのようです。^^;
今日も話を聞いて頂きありがとうございました。
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