柔らかく楽しく生きる。

50代おひとり様が、小さな暮らしの中でささやかながらも楽しく暮らす日常を綴っています。

認知症の父と私

認知症ひとり介護の形跡を綺麗にする決心がつきました。

投稿日:

 

ロナの影響で認知症で施設に入っている父に会えなくなってしばらく経ちます。

6月に施設に入所して面会出来なくなったのはこれで2回目です。

まだしばらくは面会出来そうにありません。

15分間、父とカーテン越しに最後に面会した時、
「時間になったから今日はもう帰るね。またね、お父さん。」と私が言った時、父が不思議そうな顔をして、「はて?お父さんとな?失礼ですが、お宅は誰かい?」と言いました。

今の今まで、親子として楽しく話をしていたのに、「また来るね」という私の言葉で全てが消えてしまったようでした。

これが最後の会話だったので、今度、いつか面会が出来るようになった時は、もう私の事は覚えていないだろうな。と覚悟しています。悲しいですが、ただでさえ認知症なのに、こんなに長く会えなければ諦めるしかないですね。

最近は私も覚悟ができるようになりました。

以前はすぐ胸が苦しくなり、涙がこぼれそうになっていたのに、
最近は何が起こっても、冷静に対処できる心構えが出来るようになりました。

そういえば、最後の日は、父の姉(97歳)と電話をさせてあげたかったのに、私のスマホを父に手渡す事すらできませんでした。

スマホをスピーカーにして、97歳の叔母に大きな声で父の名前を呼んでもらいましたが、分厚いビニールのカーテン越しだし、耳の遠い父には中々聞こえずにとても残念がっていました。

自由の利かないお年寄りには酷な話ですね。

 

面会禁止になる前は、1日15分だけ分厚いビニールのカーテン越しに会えていたので、1日置きくらいのペースで会いに行っていました。

その時に、施設の方が、父の施設での様子を話してくださったんですね。

・「ワシにはいつもお見舞いにきてくれる人がいる。」といつも皆に自慢している事。

・今いる施設は、自分が昔退職まで勤め上げた会社が運営する保養所で慰安旅行に来ていると思っている事。
・自分の事を40代の支店長時代の自分と思っているらしく、皆の前で今日も頑張りましょう。と言っている事。笑

最初あんなに激しくぶつかっていた父も大分慣れたみたいな内容でした。自分の世界の中で父なりに頑張って生きているんですね。

 

私もそろそろ、父が汚した実家の部屋をどうにかして前に進まなきゃです。

大変だった認知症のひとり介護の跡を綺麗に消してしまうと、もう2度と誰の目にも留めることなく大変だった介護が永遠に埋もれてしまうと思うと、なかなかきれいにする勇気がなかったのです。

しかし、もういいかな。と思い始めたんですよね。

このブログに父の介護を文字にして残した事で、私の亡き後子供達に読んでもらって理解してもらえばそれでいいと思えるようになりました。

それに、家の中がいまだに動物園のおりの中の匂いがして倒れそうだし。^^;

 

2つの和室、玄関、トイレ、台所、勝手口にそれは何度も何度もおしっこをしたので、臭さが半端じゃないんですよね。

こんな中で暮らしている私もおかしい?と自分で思いだしたら、なんだかこの状態を誰かに解ってもらうために残してるのって、バカバカしくなって意地張っているのに飽きてきちゃったんですよね。

 

・父の事は一生懸命お世話をした。
・でも認知症は進行した。
・そして父は施設に入所した。

父と私の流れた時間の先は、もう別々の人生。そう思えるようになりました。

今日は、特に臭い匂いが鼻について、こんな事を1日考えていました。

もう、部屋中を父の介護前のようにきれいにしようと思います。

去年の6月から始まった認知症親のひとり介護でしたが、終わった今、兄妹に大変だった事をみてもらわなきゃひとり介護の大変さが埋もれてしまうと思っていた私はもうさよならです。

 今日も話を聞いて頂きありがとうございました。

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  1. おにぃ より:

    みのりさんこんばんは。

    私は兄弟がいないので近い将来発生するであろう親の介護の押し付け合い?や遺産の奪い合いはないと思います。ひとりでなんとかしないといけません。
    が、みのりさんにはご姉妹がいらっしゃるとのことなので孤軍奮闘?された介護の記録というか記憶はできれば残された方が良いと思いますがにおいは記録が難しいですよね。例えばですが、壁紙などはたぶん変色してるかと思います。それを写真や動画で残しておくのはどうでしょう?とりあえず保存しておいていらなければ削除すればよいと思います。
    お父様は施設での暮らしを慰安旅行に来ていると思っているということはとてもくつろいでらっしゃるんでしょうね。コロナ禍でなかなか会えないのはおつらいですが、お父様が穏やかに過ごされてるのは救いですね(*^_^*)

    • minori より:

      おにぃさん、こんにちは。今日もコメントありがとうございます。
      壁のシミ。父の部屋は古い和室で壁が土壁なので、見事にシミを消しています。^^;においだけが残っているんですよね。
      あれだけ毎日のようにおしっこをかけられ途方に暮れた壁なのにキレイなんです。^^;後の事はしっかり画像に撮ってあります。
      それなのに、なんだか悔しくて今まで綺麗にできなかったんですよね。画像はきっと永久保存です。笑
      もういいかな。と思った1番の理由は、台所の勝手口のセメントが、おしっこを吸い過ぎて未だに臭くてどうしようもなくて、それで心が決まったという感じです。
      こんな私の気持ちを知ってか知らずか、父は施設の女性職員におべっかを言っては上手くやっているようです。
      おにぃさん、いつもありがとうございます。

  2. みっちゃん より:

    お疲れ様です。
    ブログのなかをうろうろ迷っていたらふと、目のなかに留まりました。10年以上も経つのに今でも思い出す亡き父の事
    肺癌でした。痴呆も入り大変でしたけど久しぶりに手をつなだあの働き者の大きな父の手 亡くなるときに流した涙
    最期までひとり者の私を心配して旅立った。誰かが寄り添わなければいつ逝ってしまうかもしれない。大変だと思います。痴呆は、先が見えないかもしれません。でも頑張って下さい。大切なお父様、出来る事で充分だと思います。
    言いたい事ばっかり言ってご免なさい。

    • minori より:

      みっちゃんさん、こんにちは。優しいお言葉ありがとうございます。
      お父様を10年前に亡くしたのですね。みっちゃんさんのお父様との時間が10年経っても色あせない記憶として残っている文章にうるっときてしまいました。父も認知症が重い中、2人で過ごしている時に、一人で子供を育てている私の事を心配していました。「ワシのお金を好きなように使っていいからな」と言っていましたね。そんな事出来る訳ないけれど、ありがとう。と言うと安心していました。好きでも嫌いでもない父でしたが、認知症になって大変でしたがそこから好きになりました。
      みっちゃんさん、お話頂いてありがとうございました。「大切なお父様、出来る事で充分だと思います。」はい!これからも出来る事を頑張ります。コメントありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。みのり

  3. JACK より:

    minoriさん。お久ぶりです。うん、うん、と感心しながら毎回ブログを拝見させていただいております。私も姉妹がいるのに一人で母を看てそして今は特養に。色々あって一人で頑張っている時は気が変になりそうになったこともあります。先ずは私の言うことを聞いてくれない。見てもくれない妹のことを私に本当にいい子だと言った事。悔しくて腹が立って平常心ではいられないことが多々ありました。私も貴女と同じで母の部屋を少しずつ片付けています。亡くなったわけではないので程々に。匂いは毎日風通しを良くしていたら取れました。妹への恨みも小康状態です。どうでも良くなりました。自分が母の為に頑張った自己満足だけでいいのかもしれません。

    • minori より:

      JACKさん、お久しぶりです。こんにちは!
      お母さま、特養にいらっしゃるんですね。それまでの苦悩は私と似ていましたよね。姉妹の事も似ているし・・・。
      私は、娘に電話され、私の事をあれこれ言われました。普通じゃない行動に随分悩みましたね。言いませんよね?相手の娘に親の悪口なんか。それからしばらくして娘はストレスで目に水が溜まる病気になりました。考えると私もおかしくなりそうなのでもう忘れる事にしています。JACKさんもお部屋を片付け始めているんですね。私もやっとその気になりました。JACKさんも「自分が母の為に頑張った自己満足だけでいいのかもしれません。」と仰っているように、私も同じ気持ちです。一生誰にもあのきつかった介護の日々を訴えたところで解るはずもないですしね。
      コメントありがとうございました。また時々下さい♪

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