2度目の離婚をしてから、ずっとこれだけはしようと思っていたことがありました。
それは、息子が20歳になった事の報告です。
誰に?
元夫です。
昨日それが叶いました。
離婚した当時、息子は14歳でした。
必ず立派に育てて、元夫のねじ曲がった宗教無しで立派に育った息子の姿を、20歳の誕生日の日にメールで見せつけてやるんだ。と固く心に思ったものでした。
しかし、時が流れるうちに、私の苦しかった心は息子の存在で癒されていき
あんなに苦しめられた元夫の影が頭から離れる日が多くなっていきました。
14年間の洗脳漬けの言葉や行動のDVはしっかり身体が覚えているけれど、離婚に応じてくれて(宗教上離婚は許されるものでは無かったし)、息子を私から引き離さなかった事への感謝の気持ちが最近私の中で生まれてきて、
息子の20歳の報告は、悔しがらせて見せつけるためのものではなく、
ただ単に20歳の節目として報告しようという気持ちになっていました。
しかし、昨日の息子の誕生日の日、
メールをしようと思う度に、色んな事が思い出されて、私のあの14年間の日々は何だったのだろうかという、誰にもぶつけられない悔しさがこみ上げてきて、報告メールをする事を日付けが変わる直前まで悩んでいました。
が、悩んだ結果、報告するって決めていたのに、これでメールしなきゃ後悔する。報告しないで後悔するより行動起こした方がいいや。と自分に言い聞かせ、
「今日、息子が20歳の誕生日を迎えました。皆に愛され優しい青年に成長しました。」と1行だけメールを送りました。
本当は言いたい事が山のようにあったはずなのですが、
もう、全ては過去の事。として処理している自分がいました。
随分前に向こうから来たアドレスが今もいきているかは判りませんが、とにかく20歳の報告メールを書くことができました。
相手を見くびったり、欺いたり、羨ましがらせたり、罵倒せずに素直に報告出来た事が、自分の中で嬉しかったです。
最後の日、家から出て行く元夫が、
「これからも君の事をお祈りするから安心して。」と言いました。
安心して??
自分のねじ曲がった宗教で私の身体も精神もズタズタにした事に全く気付かない人。
私が苦しんでいるのは、自分のお祈りが足りないからだと思っている人。
お願いだから私の為にお祈りなんかしないで!!!!!!お祈りされたら私が死んじゃう。お祈りしないと約束してくださいと懇願して別れました。
あれからもうすぐ6年。
息子がねじ曲がった宗教に洗脳されずに真っすぐに育ってくれた事が、
素直な気持ちで20歳の報告メールを書くことが出来た要因だと思っています。
そして、息子の二十歳という節目が心をクリアにしてくれました。
そしていつの日か、心の大半を覆っていた黒いもやが全部消えてなくなる日が来ますように・・・。
今日も話を聞いて頂きありがとうございました。