認知症親のひとり自宅介護
今日も嵐のような一日が終わろうとしています。と書きたいところですが、
認知症父の場合はこれから先の夜中からが本番です。
家にいながら、毎日施設で夜勤を担当している感じです。
昨夜も12時前にドスンという鈍い音から事は起こりました。
私は昨夜も眠りが浅く、目が覚めていたところへ、父の部屋からドスンと鈍い音がして父が唸っています。
私も体がきつかったのもあり、聞き耳を立ててしばらく様子を伺う事に。
でも、父の唸り声がいつもと少し違うんですよね。
仕方なく父の部屋へ行ってみると・・・。
父がベッドから頭から落ちて、逆さま状態でベッドとポータブルトイレに挟まれていました。
そして、逆さまなのでおしっこが体中に流れていましたよ。
その状態を見た時、どうしてよいかわかりませんでした。
大丈夫?よりも先に、どうして紙パンツを履いていないのか。という事に腹が立ってしまいました。
全身おしっこで濡れた父をやっとの事で床に座らせ、ちからを振り絞りベッドに座らせ、服を全部脱がせ、そして全部新しいのに着替えさせました。
父を落ち着かせる為に、台所でお茶を飲ませ、その間に片づけをしに父の部屋へ行くと、敷布団がびっしょり濡れています。
シーツを替え、濡れた敷布団とシーツの間にバスタオルを2枚重ねました。
上布団も濡れていましたが、上下の位置を変えるしかできませんでした。
父に、ベッドがきれいになったからもう寝ようよ。と台所に声をかけに行くと、さっき履かせた紙パンツはすでに脱いでテーブルに置いてあります。
私は感情を押し殺して、無表情のまま淡々と紙パンツを履かせ、ベッドまで連れて行きました。
父の部屋の時計を見ると2時をまわっていました。
疲れているけれど眠れなくてウトウトしていると、今度は台所でガタガタ音がします。
何やってるのだろうと台所へ行くと、丁度父がイチゴを窓から投げ捨てているところでした。
そのいちごは庭にできたもの。2個で出来たので一個ずつ食べようと夕方テーブルに置いておいたものでした。
目障りだったのでしょうね。
でも、幾ら認知症だと解っていてもすごく腹が立ち、
それから私の血圧があがった感じでめまいがして困りました。
午前中、父を一人残して私は賛美歌を歌いに教会に行きました。
皆さんに父の事を祈って頂き、お昼前に帰宅すると、おりこうさんにコタツに座ってニコニコと待っていました。
そしてまた恐怖の夜です。
さっき、中々立てない父を力を振り絞ってたたせた時に、父が私に
「そろそろお前の世話にならんといかん時がきた」と言ったんですよね。
そろそろって、今までも充分世話になっていて何をいうか!このぼけー!と
心で叫んでまた血圧が上がった感じです。
認知症の施設で毎日夜勤をすると、お給料は幾らでしょうね。
そんな事を考えながら、ベッドも置けないような小さな部屋の小さなカウチソファーに座り
血圧が高いような感じでボーっとしています。
今日こそは何も起きませんように。
今日も話を聞いて頂きありがとうございました。
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