柔らかく楽しく生きる。

50代おひとり様が、小さな暮らしの中でささやかながらも楽しく暮らす日常を綴っています。

父の認知症 認知症の父と私

台所のテーブルの上に臭い匂いを放つまさかの物体がありました。

投稿日:2021年5月26日 更新日:

※食事中の方は読まずにお願いします。

認知症父の介護をしてきて、絶対に経験したくないと思っていた事がついに起こりました。

初めての事でかなりショックだったし、胃も痛いしとても疲れたので、今日もスマホの中の私の介護日記をそのまま記録として書きます。

■■■ 2021 5.26 ■■■

今日も頑張って起きた 。昨日お風呂に入って寝なかったので朝シャワーを浴びていると 歩けないはずの父がお風呂場まで来た。 びっくりした。

お風呂から上がってみると父が台所にいた 。見ると ズボン下にうんちがついている。朝から?ああー と思ったその瞬間 台所のテーブルの上のうんちが見えた。 それも私がいつも座って食べる場所に。

見間違いだと思いたい。でも間違いなく現実。床にも点々と落ちていた。ついに認知症の症状がウンチの段階に来たかと思った。ああ神様、これをどうやって片付けたらいいですか?

朝の7時過ぎ、それも気持ちよくシャワーを浴びた直後。考えている暇は無い。感情を無にして後片付けをした。

昨夜の汚れ物を洗濯機に入れて回した。紙パンツも一緒に洗濯してしまった。洗濯機の中の悲惨な光景を見て固まる。

物置にあったタライにポリマーだらけになった洗濯物を入れて外に放置。洗濯機の中のポリマーを拭き取るが完全に拭き取れない。

デイサービスの職員さんが来た。布団に横になっている父を連れ出してくれた。本当に有り難い。何度もありがとうと言った。

父のベッドの汚れたシーツ交換。一晩で何回よごすんだよ!
もう辞めた。今日はもう何もしない。胃が痛む。この痛みかたは初めてだ。ああ痛い。

■■■ 日記はここまで。■■■

ここまで書いて、横になりました。本当に何もしないまま夕方になり父は帰ってきました。

父の顔を見たら、認知症なのだから優しくしないと。と思い濃いお茶を入れました。美味しそうに飲んでいます。そんな父を見ているうちに、

「今朝の父の汚物騒動は、これから先私がいつか誰かの認知症介護を支えてあげたり、苦労を分かち合う事があるかもしれない時、一番大変であろう汚物騒動に寄り添ってあげられるための訓練というか、修行をさせられたのではないのだろうか。」とふと思ったんですよね。

ふと。です。すぐにそんな気持ちは消えましたが・・・。

しかし、施設の入所が決まっていて本当に良かったと思います。これが、まだ決まっていない時だったら・・・。と思っただけでぞっとしますもん。

認知症が始まって色々な事を経験しましたが、やはり最後は汚物なのですね。
認知症介護の避けては通れない一連の流れを、ついに私も経験してしまいました。

しかしながら、台所のテーブルの上に汚物があるなんてなかなかのショックでしたね。ますます自分の将来と重ねてしまい不安になりながらの昼寝で、自分が認知症になり、「何も思い出せないの!」と叫んでいる夢を見てしまったほどショックでした。^^;

今日のような朝の光景は今回限りで終わりますように。
1度の経験でたくさんです。

 ◆「認知症の父と私」一覧

今日も話を聞いて頂きありがとうございました。

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  1. yumi より:

    もういいですよ。
    楽になってくたさい。
    あと少しですね。ご無理なさいませんように。

    • minori より:

      yumiさん、こんばんは。
      優しいお言葉、ありがとうございます。
      私も父の介護をやりきった感があるので後悔はないです。
      これからは楽しく生きていけたらなと思います。^^
      そうなんです。あと5日です。最後の日まで優しく出来たらいいなと思っているところですが、
      まだまだ何が起こるか解らないので・・・。^^;
      いつも読んで頂きありがとうございます。

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