こんにちは。
息子から「おばさんに涙は似合わないよ。」と言われた泣き虫おばさんみのりです。笑
今日はわが家の歴史を30年見続けた鳩時計を断捨離します。
30年という時を見守ってくれた家族の分身のような鳩時計を処分するなんて、今まで考えもしませんでした。
私の人知れず流した涙を知っているのはこの鳩時計だけ。元夫の裏の顔を知っているのも私とこの鳩時計だけ・・・。
わが家の秘密を知っているのは、この鳩時計だけです。だからとても大切でした。
1度、我慢できなくて、息子の前で泣いた事がありました。上を見上げて涙が出ないように必死でこらえていたのに、我慢の限界で、もういやだ!いやだ!とわんわん泣いてしまった事がありました。
近くにいた息子が、困りながらも「あのさ~泣くなよ。おばさんに涙は似合わないってば」とおかしな調子で言うので、泣きながら笑ってしまった時、薄暗い部屋にパッポーと6回鳩が鳴きました。
どんな時も、パッポ~ パッポ~と同じ声で優しく時を知らせてくれてました。
そんなこんなの出来事をすべて知っている鳩時計です。
「おおきな古時計」の歌詞ではないけれど、なんでも知っているこの鳩時計は、私が人生を終える時がこの鳩時計の捨てる時だと思っていました。
まさかまさか、自分から捨てようと思う日が来るなんて考えて見た事もありませんでした。
今回、8回めの引っ越しにも大事に持ってきたのに、使わない部屋に置きっぱなしなんですよね。ほこりをかぶったままで放置です。なぜか壁に掛ける気になれないんです。
ひどい話ですが、おひとり様になって爽やかな空気が吸えるようになった今、この鳩時計の存在が重いんです。
チラッと見るたびに、いろんな複雑な感情がよみがえってきて違う意味で複雑なんです。笑
私はもう、過去にはしがみついていないんだと思います。
という事で、この「30年分の私の秘密を知っている鳩時計」はありがとうの気持ちを持って断捨離です。
明日はちょうど燃えるゴミの日。捨てる決心をするにはちょうど良い日です。今までありがとうと感謝して捨てます。
◆◆◆ 今日の一言 ◆◆◆
おひとり様の前向きな暮らしには、過去を思い出させる物は切り離すのがいいみたいです。なんだか断捨離する!と気持ちが固まっただけでホッとしたすっきりしたそんな感じです。前を向くっていい事ですね。
今日も話を聞いて頂きありがとうございました。
綺麗に書けてますので、感心しました。
私であれば、捨てませんね…過去の物に対する拘り方が、女性と男性では異なるというお話はポピュラーですよね。
私は過去の物を振り返りませんが、それでも捨てることに対しては抵抗を感じてしまいます…変ですよね…まあ、バカにされています(-_-;)
女性が髪を切ると、オッ、心境の変化があったのかなと勘繰られます。
そのように、女性は、何かを捨てることによって、拘りを捨て、新たな生き方を得るという生命力旺盛とも言える存在なのかもしれませんね。
その点、男は精神的に女々しいです…「女々しい」は女女と書きますが、生活においては、女性ではなく男性に当てはまる言葉だと思います(^-^;
Simple10さん、こんにちは。コメントありがとうございました。
まずは、最初のお褒めのお言葉、ありがとうございます。素直に嬉しいです。
Simple10さんのように、過去は振り返らないけれど、思い出の品は大切にしまっている方が多いように感じます。
私も以前は捨てられない人でしたが、今回の引っ越しで性格が変わったみたいです。笑
頭の中の記憶も、アラジンと魔法のランプに出てくる大魔王のように吹き飛ばして今はスッカラカンです。笑
また、お時間のある時にお寄りください。