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中国での暮らし

クリスマスが近づくと思い出す中国で賛美歌を弾く青年

投稿日:2018年12月21日 更新日:

こんにちは。みのりです。

もうすぐクリスマスですね。

この時期になると、いつも中国でのクリスマスコンサートを思い出します。

私、村のはずれの小さな教会のクリスマス会で、ピアノの伴奏をした事があるんです。

そのコンサート、「みのり(私)と1か月ピアノを練習して中国賛美歌の伴奏をする事ができる」というプログラムが作られたんです。

 

そしたら、そのプログラムに参加する人がわんさか手を挙げて立候補してきました。

ピアノを習うという手段がなかった村人がとにかくピアノが習えるという事で手を挙げました。

私も、中国では、息子の学校での行事しかやることがなく時間もたっぷりあったので
「1か月ピアノを教える」という任務を心よく引き受ける事に。

 

右手だけの中国賛美歌の楽譜に中国風メロディーで簡単な左手の伴奏をつけて、それを1ヶ月特訓することにしました。

 

おじいちゃん、おばあちゃん、青年、子供、20人程集まったと思います。

 

もうびっくりでした。
教会に1つしかないピアノでみんなびっくりするほど真剣に練習するのです。このチャンスを逃したら2度とピアノは習えないという気持ちが強かったみたいですね。

 

言葉も通じないのに、身振り手振りだけで吸収していくんです。

 

私も感激です。日本にいる頃は音楽に関わることに挫折して、もうピアノは弾かないと思っていたので、またこうして中国でピアノを誰かに教えることが出来てしかも喜んでもらえる。
本当に嬉しかったですね。

 

みんなとにかく上達していきました。
指の形とか指番号とか、そんな事はどうでもいいんです。好きなように両手で弾けるようになりました。

そんな中、一人の青年が群を抜いて上達していきました。

その後、実家に招かれ遊びに行った時、言葉が出なかった程の貧しい暮らしでした。

 

そんな暮らしの中で、自分のお給料全部をだしてキーボードを買い、家でも練習してたようでした。

 

その彼が1小節弾けば、どれだけ練習していたのかがわかります。
「すごく上手になったね。」と言うたびとても嬉しそうな笑顔を見せていました。

 

その青年が、1か月後、見事賛美歌の伴奏を弾くという名誉を引き当てました。

 

たった1ヶ月でピアノを弾いた経験もないのに両手でしかもペダルまで使って弾けるようになったんです。

 

コンサート当日、きれいな服を着て、合唱団に合わせて、ピアノの前に座り堂々と伴奏する姿を見て目頭が熱くなったのを思い出します。

 

そして、日本ではもう役に立つことはないと思っていた自分が、まだ必要とされる事の喜びを全身で感じながら、私も彼の伴奏に合わせて賛美歌を口ずさんたのでした。

 

あれからもう6年も経ちましたが、クリスマスが近くなるこの時期にいつも思い出されます。

 

これまでの人生の中でたくさんのクリスマスを迎えてきましたが、いつも思い出すのはこの日の青年のピアノを弾く姿です。

今日もお読み頂きありがとうございました。

 

 

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